1.「買い物ブギー」笠置シヅ子
もともと昔のジャズが好きで、コーラスグループなどを調べるうちに辿り着いたのが、それらの日本語バージョン。そこから歌謡曲も聴くように。
「買物ブギー」は、これまで聴いたことがなかった感覚の歌詞が面白くて。歌の最後に「オッサン オッサン」とずーっとまくし立てたり、「海老に穴子にキスにシャコ」と魚の名前を歌ったりする。「わて」など昔の大阪弁も粋で語呂が良く、曲のリズムを作り上げているのがいいなと思いました。
2.「どてらい女」憂歌団
「どてらい女」は、日活の映画『赫い髪の女』が名作と聞いて友達と観て、劇中で曲が流れて以来、ハマりました。これもまた「あんた」や「どてらい」など、今はあまりない言い回しが強く残って、歌もシブくてカッコいい!
3.「君は薔薇より美しい」布施明
「君は薔薇より美しい」は、友達が車で急にサビの「変わった〜」のところだけ、めちゃ大声で歌ってて、え、なにその曲⁉というのがうっすらと記憶にあったんです。
そしたら数年前、食事していた店でこの曲のイントロが流れ始めて、陽気で楽しすぎると思って聴いていたら「変わった〜」のところで、この曲だったんだとつながった。聴くのも楽しいし、歌うのも本当に気持ちよくて。自分の中では「マツケンサンバ」の仲間で、ワクワクする曲の中でもトップを争う一曲です。
3曲ともちょっとクセがあって、さらっとは聴き流せないところに引っかかったのかもしれません。自分もそんな曲を作りたいなと思いますね。