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食品サンプル職人が自由すぎる、1年に1度のコンテスト

CGじゃないのにあり得ない世界がそこにはある。会社が認める年1回のコンテストは、普段クライアントの要望に忠実に応えている食品サンプル職人が、大いに暴れる日。発想力、技術力、表現力、経験値の全てを結実させる。

Text: Cooperation IWASAKI CO.,LTD.

当たり前の話だが、飲食店で食品サンプルを見て注文したのに全く違うものがサーブされた、なんてことは基本的にないはずだ。飲食店では自分のところで提供するメニューそっくりの食品サンプルを展示し、いわば販売促進のツールとして誘客する。

食品サンプルを作る職人さんは、飲食店からのオーダーに常に忠実だ。サイズまでほぼ等倍で再現する。盛り付けや具材の内容を変えたり足し引きするなど、勝手なアレンジは許されないのだ。

しかし、食品サンプルのリーディングカンパニーである株式会社岩崎では年に1度だけ、職人たちがそのクリエイティビティをいかんなく発揮できるお祭り場がある。それが、「食品サンプル社内製作コンクール」だ。このときばかりは「作りたいものを作る」が許される。

常識にとらわれない自由な発想と、経験、技術の粋が結実し、現代アートとも取れる素晴らしい作品が出来上がる。2021年のそのエントリーの一部をご覧に入れよう。

【ファンタジー部門】

【リアリティ部門】

【アイデア部門】

【番外編】

食品サンプル コンテスト
オイカワを食うタガメ」
在来種同士の弱肉強食の世界。水中のギャングであるタガメが、オイカワに食いかかる。日本の原風景だったのかも。