原点回帰、世界中から“グローバルニッチ”が集まる場所へ
1973年、「すれ違う人が美しい―渋谷―公園通り」というコピーを掲げ、渋谷に開業した〈渋谷PARCO〉。街を歩く人たちは皆主人公であり、誰もが輝けるような場所を作りたい。そんな思いのもと、オープン以来、ファッション、アート、演劇、映画、音楽といったカルチャーが交差する館として多くの若者を惹きつけ、変わりゆく渋谷の街並みを見守り続けてきた。
そして2019年の建て替えリニューアルを経た新生〈渋谷PARCO〉では、現在最大規模の改装プロジェクトが進行中。1~4階にはラグジュアリーメゾンや気鋭の日本初出店ブランドのショップが新たに加わり、5・6階にも多様なカルチャーが結集する店舗が続々とオープン。
国内外問わず、ニッチでとびきり面白い価値に出会える、世界一ユニークな商業施設となることを目指し、2025年3月から秋にかけて、約80区画が段階的に生まれ変わる予定だ。
今春オープンするショップで手に取りたい注目アイテム
CELINE
4月19日 1階にOPEN
リニューアルに伴い、さまざまなラグジュアリーブランドが新たに仲間入り。その核として4月19日、1階に〈セリーヌ〉のブティックがオープンする。
ピンクのグラデーションカラーを基調とした店内には、香水のコレクション「セリーヌ オート パフューマリーコレクション」を端正に並べた“パフュームオルガン”が据えられる予定。訪れるだけで、五感が研ぎ澄まされそうだ。
LOEWE Perfumes
5月下旬 2階にOPEN

人気シリーズ「ロエベ ボタニカル レインボー」を進化させたコレクション「ロエベエリクシール」。ジョナサン・アンダーソンによるアイコニックなデザインボトルはそのままに、エッセンシャルオイルを贅沢に使用したことで、神秘的な残り香が漂う。
左から/ 1.洋ナシにチュベローズ、サンダルウッド、ムスクの香りを合わせた、フルーティフローラルな「ロエベ ソロ エジャ エリクシール」。2.パチュリやレッドペッパー、アンバーをミックスし、ミステリアスで濃厚な「ロエベ シエテ エリクシール」。3.レザーやパチョリ、ベチバー、アンバーなどのスモーキーな香りをブレンドし、マスキュリンな印象に仕上げた「ロエベ エセンシア エリクシール」。4.トリュフ、洋ナシ、ウード(沈香)に加え、エレミ、ミモザ、バイオレットを組み合わせた、甘くアーシーな「ロエベ アース エリクシール」。100㎖各38,500円(以上ロエベ パルファムTEL:03-3234-1224)
自然の美しさをヒントに創作を続ける、〈ロエベ〉のフレグランスブランド〈ロエベ パルファム〉も5月下旬、2階に新来。香りや色合いの麗しさはもちろん、感情をくすぐる神秘性をも宿したアイコニックな香水がお目見えする。
メンズ、ウィメンズアイテムともに取り揃えるほか、アロマキャンドルやルームスプレー、ハンドソープなどのホームフレグランスまで、よりどりみどり。
COMME des GARÇONS SHIRT
4月18日 2階にOPEN
〈コム デ ギャルソン〉の中でもシャツに特化したブランドとしてスタートした〈コム デ ギャルソン・シャツ〉が、4月18日に2階にオープン。シャツを主軸にフルラインが揃う。
2・3階には〈コム デ ギャルソン〉社のメンズ&レディースブランドを楽しめる2つの店舗も開店予定。コレクションラインを中心にフルラインナップに近い展開へ。
OUR LEGACY
5月中旬 2階にOPEN
日本初出店、スウェーデン・ストックホルム発の〈アワー レガシー〉が5月中旬、2階に登場。北欧の美的感覚を織り交ぜディテールへのこだわりや素材の再利用を追求した洋服は、シンプルでいてモダン。上質な生地を採用したアイテムは、何年経ってもワードローブの主役に。
STUDIO NICHOLSON
3月28日 3階にOPEN
優雅さとクリーンさを兼備するイギリス発の〈スタジオ ニコルソン〉が3月28日、3階に日本の商業施設で初出店。ロンドン・レッドチャーチストリートの店舗を思わせる空間に。ウィメンズとメンズのフルコレクションやアクセサリーにレザーグッズ、フットウェアまで粒揃い。
C.P. Company
3月7日 3階にOPEN
先進的なデザインと機能的でイノベーティブなオリジナル素材を誇るイタリア発のカジュアルブランド〈シーピーカンパニー〉が3月7日、3階に登場。国内3店舗目の直営店の開店に際し、ブランドのアイデンティティが際立つジャケットやパンツ、バッグなどの新作をフル展開。