目玉のように光り、闇を落とす、トンネルの開口部
KINJOの《untitled, 2024》
沖縄にルーツを持ち、アメリカ文化を題材にした絵画や立体を発表するKINJOさんが描く光る目玉のモチーフは、他人からの視線への恐怖感から来たもの。屋根の付いたシリーズ作品では、目玉のような光がトンネルの入口のようにも出口のようにも見えます。6月29日までの展示『AROUND THE TINY DESK』の主催者であるimo.books.主宰の野上さんは「照らしているのか照らされているのか、どこから来てどこへ行くのか、そんな根源的な問いを投げかけられ、あらゆる物事には異なる解釈が常に存在していることを思い出させてくれる作品」と言います。