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2軒目に使いやすい、感じの良い店8軒!札幌グルメのアドレス帳 Vol.11

札幌は言わずと知れたグルメの街。滞在中の食事機会は貴重で、店選びに失敗は許されない。悲劇回避のために、札幌の食通にリサーチし、地元のスタッフが調査した食のアドレス帳。シチュエーション別に、ぜひ活用を!

Photo: Ryo Ohkawara, Koichi Ono, Ryoichi Kawajiri, Yuta Kihara, Takuma Kunieda, Keigo Sadahisa, Mihoko Tsujita, Ryosuke Dewa, Hajime Nohara, Yujiro Yamanouchi, Yusuke Yarimizu / Text: Yumi Inoue, Tomoyuki Uchiyama, Masashi Osaka, Maiko Kasai, Naoto Kashiwazaki, Yasuhiro Kawamoto, Gentaro Kodama, Miwa Sasaki, Tamaki Sugaya, Hitomi Seki, Katsuaki Takasaki, Saori Fuse, Tomoko Yahata, Yuki Yamahira / Edit: Katsuaki Takasaki, Miwa Sasaki, Gentaro Kodama, Hitomi Seki

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旨い料理を堪能したら、気の利いた店でもう一杯。いい雰囲気と酒とつまみにこだわりありのセレクトを。

the bar nano. gould(南3条)

一枚板のカウンターでゆったりと酔う。

しなやかな所作でシェーカーを振るのは、オーナーの富田健一さん。7mある一枚板のカウンター越しに柔らかな表情でお酒の楽しみ方を教えてくれる。ゆったりした革張りのチェアで、創意に富んだカクテルやシグニチャーといえるジントニック、シングルモルトなどを味わいたい。

kinoole(すすきの)

一瞬で心掴まれるクラフトジンの世界。

クラフトジンとは、明確なコンセプトを持って少量生産で造られるジンのこと。その魅力は豊かな香りと鼻孔をくすぐるスパイス。世界各国の約130種を取り揃えた銘柄はどの一杯も個性的な魅力を放つ。店舗上部ではバイヤーでもあるオーナーがセレクトする古着も販売。

葉柳(すすきの)

仏領の島々で造られるラムだけを厳選。

カリブ海に浮かぶフランス領の島々、その中でも店主自ら直接現地に赴き、味と製法、原料に納得できるクオリティのフレンチラムだけを買い付ける。そのどれもが、香り高くエスプリの効いた上質な味わい。これだけニッチなラムを扱う専門店は、世界的に見ても稀有な存在だ。

ミノタケ(大通)

ひっそりと、一期一会を楽しむ空間。

週3日間だけオープンする、脱力系家庭料理と自然派ワインが楽しめる10席の小さなお店。自家製の調味料やスパイスを使った、体に優しい料理が並ぶ。ワインは自然派のみを揃え、すべてグラスで飲むことができる。リラックスできる空気感は一人飲みにも最適。

小さな立ち飲み屋Odeco(南3条)

自称・日本一小さな立ち飲み屋。

料理人や著名人に愛された伝説の居酒屋、〈サルティンバンコさるや〉の店主・高橋幸子さんが営むバー。開店前は犬小屋(豪華!)だったという1畳ほどの空間は、4人入れば満杯。約100年前の札幌軟石の防火壁を改築したその佇まいに、引き寄せられる人が後を絶たない。

FORK(南3条)

気分に寄り添うプレートで乾杯。

和風、イタリアン、フレンチを織り交ぜた創作料理が揃い、スタッフに相談すれば好みに合わせて2軒目、3軒目に適した盛り合わせを作ってくれる気配りがうれしい。国内外から幅広くセレクトした自然派ワイン、スコッチやバーボンも豊富に揃い、杯を重ねて夜が更ける。

Bar Relache MARUYAMA(円山)

住宅街にホテルのバーのような空間。

地下鉄円山公園駅からすぐ、住宅街にある平屋の一軒家。重厚な扉を開ければ、「ホテルのバーを意識した」という落ち着いた大人の空間が広がる。ニッカの余市蒸溜所限定品など稀少な銘柄も揃うウイスキーをはじめ旬の果実を使ったカクテルが人気。珠玉の一杯に心がほぐれる。

BEER INN 麦酒停(中島公園)

ドアを開くと、そこはビールの殿堂。

カリフォルニア出身のフレッド・カフマンさんが1980年に開店して以来、41年続く老舗ビアパブ。海外ビールの輸入業も営み「品揃えは東洋一!」と胸を張る。同店オリジナルの「蝦夷麦酒」ほか、アメリカやベルギーなど世界のビールが樽生6種類、缶・ボトル300種類揃う。

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