旨い料理を堪能したら、気の利いた店でもう一杯。いい雰囲気と酒とつまみにこだわりありのセレクトを。
the bar nano. gould(南3条)
一枚板のカウンターでゆったりと酔う。
しなやかな所作でシェーカーを振るのは、オーナーの富田健一さん。7mある一枚板のカウンター越しに柔らかな表情でお酒の楽しみ方を教えてくれる。ゆったりした革張りのチェアで、創意に富んだカクテルやシグニチャーといえるジントニック、シングルモルトなどを味わいたい。
kinoole(すすきの)
一瞬で心掴まれるクラフトジンの世界。
クラフトジンとは、明確なコンセプトを持って少量生産で造られるジンのこと。その魅力は豊かな香りと鼻孔をくすぐるスパイス。世界各国の約130種を取り揃えた銘柄はどの一杯も個性的な魅力を放つ。店舗上部ではバイヤーでもあるオーナーがセレクトする古着も販売。
葉柳(すすきの)
仏領の島々で造られるラムだけを厳選。
カリブ海に浮かぶフランス領の島々、その中でも店主自ら直接現地に赴き、味と製法、原料に納得できるクオリティのフレンチラムだけを買い付ける。そのどれもが、香り高くエスプリの効いた上質な味わい。これだけニッチなラムを扱う専門店は、世界的に見ても稀有な存在だ。
ミノタケ(大通)
ひっそりと、一期一会を楽しむ空間。
週3日間だけオープンする、脱力系家庭料理と自然派ワインが楽しめる10席の小さなお店。自家製の調味料やスパイスを使った、体に優しい料理が並ぶ。ワインは自然派のみを揃え、すべてグラスで飲むことができる。リラックスできる空気感は一人飲みにも最適。
小さな立ち飲み屋Odeco(南3条)
自称・日本一小さな立ち飲み屋。
料理人や著名人に愛された伝説の居酒屋、〈サルティンバンコさるや〉の店主・高橋幸子さんが営むバー。開店前は犬小屋(豪華!)だったという1畳ほどの空間は、4人入れば満杯。約100年前の札幌軟石の防火壁を改築したその佇まいに、引き寄せられる人が後を絶たない。
FORK(南3条)
気分に寄り添うプレートで乾杯。
和風、イタリアン、フレンチを織り交ぜた創作料理が揃い、スタッフに相談すれば好みに合わせて2軒目、3軒目に適した盛り合わせを作ってくれる気配りがうれしい。国内外から幅広くセレクトした自然派ワイン、スコッチやバーボンも豊富に揃い、杯を重ねて夜が更ける。
Bar Relache MARUYAMA(円山)
住宅街にホテルのバーのような空間。
地下鉄円山公園駅からすぐ、住宅街にある平屋の一軒家。重厚な扉を開ければ、「ホテルのバーを意識した」という落ち着いた大人の空間が広がる。ニッカの余市蒸溜所限定品など稀少な銘柄も揃うウイスキーをはじめ旬の果実を使ったカクテルが人気。珠玉の一杯に心がほぐれる。
BEER INN 麦酒停(中島公園)
ドアを開くと、そこはビールの殿堂。
カリフォルニア出身のフレッド・カフマンさんが1980年に開店して以来、41年続く老舗ビアパブ。海外ビールの輸入業も営み「品揃えは東洋一!」と胸を張る。同店オリジナルの「蝦夷麦酒」ほか、アメリカやベルギーなど世界のビールが樽生6種類、缶・ボトル300種類揃う。