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雰囲気込みでおいしい喫茶店6軒!札幌グルメのアドレス帳 Vol.5

札幌は言わずと知れたグルメの街。滞在中の食事機会は貴重で、店選びに失敗は許されない。悲劇回避のために、札幌の食通にリサーチし、地元のスタッフが調査した食のアドレス帳。シチュエーション別に、ぜひ活用を!

Photo: Ryo Ohkawara, Koichi Ono, Ryoichi Kawajiri, Yuta Kihara, Takuma Kunieda, Keigo Sadahisa, Mihoko Tsujita, Ryosuke Dewa, Hajime Nohara, Yujiro Yamanouchi, Yusuke Yarimizu / Text: Yumi Inoue, Tomoyuki Uchiyama, Masashi Osaka, Maiko Kasai, Naoto Kashiwazaki, Yasuhiro Kawamoto, Gentaro Kodama, Miwa Sasaki, Tamaki Sugaya, Hitomi Seki, Katsuaki Takasaki, Saori Fuse, Tomoko Yahata, Yuki Yamahira / Edit: Katsuaki Takasaki, Miwa Sasaki, Gentaro Kodama, Hitomi Seki

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昔ながらの喫茶店で旨いものに出会うのも札幌ならでは。気取らない雰囲気の中で、地元民が愛する一品を。

カフェ・エッシャー(大通)

ビジネス街で愛され続ける絶品カリー。

味の決め手は、手間を惜しまないこと。前日から煮込むタマネギと長年継ぎ足してきたコク深いルーに、たっぷりのナスと挽き肉が相性抜群だ。スパイスの効いたおいしさと、嬉しいボリューム感。元証券会社の金庫だったという重厚感と趣のある店内で絶品の一皿を堪能したい。

珈琲とサンドイッチの店 さえら(大通)

繊細にして多彩なサンドイッチの魅力。

1975年の創業以来人気のサンドイッチは2種を組み合わせるスタイルで、そのバリエーションは実に100種以上。パンと具材の相性や素材の持ち味を大切にしており、どこか懐かしくて飽きのこないおいしさ。行列必至のため時間がない人は予約してテイクアウトを。

ZAZI(大通)

レトロな店内に流れる優しい時間。

1976年にオープン後現在地へ移転して40年。飴色になった家具やポスターが積み重ねた時を物語る。ホウロウ鍋に入ったシチューやケチャップたっぷりのナポリタンなど、懐かしくも色褪せることのない料理の数々は地元民の青春の味。ゆっくりと流れる時間とともに味わおう。

caféterrace倫敦館(西11丁目)

朝のコーヒーから夜のお酒まで楽しめる。

北大植物園の西側、1976年から地元で愛されてきた喫茶店。吹き抜けの窓から日差しが注ぐ店内には、ロンドンで買い付けた家具が配され、赤レンガや洗い出しの壁が落ち着いた雰囲気を演出。会計時には、今も現役で使われている1923年製のレジや、ダイヤル式電話にも注目を。

こうひいはうす(ロープウェイ入口)

老舗喫茶店ルーツの絶品スープカレー。

1977年創業の老舗喫茶店をルーツに持つカレー店。当時から人気のある鶏ガラと野菜を煮込んだ無添加スープのカレーは、じわじわ染みる優しい味が好評。カレー粉は使わずホールのスパイス12種を直前に挽いて仕込んでいる。1杯ずつサイフォンで淹れる自家焙煎のコーヒーも美味。

純喫茶オリンピア(札幌駅)

昭和レトロな店の懐かしき“本物”。

前回の東京五輪が開催された昭和39(1964)年創業の老舗喫茶。ドリンクに加え、スパゲッティやカレーなどフードメニューが充実し、昼時は老若男女で混み合う。レシピも店内装飾もほぼ当時のままで、氷も板氷をアイスピックで削るスタイル。古き良き文化を体感できる。

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