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中華料理愛好家・酒徒に聞く「全国、何度でも行きたい酒場」

突然ですが、あなたの大好きなローカル酒場を教えてください!酒と食、そして酒場という場を愛する酒徒さんに熱烈アンケートを敢行。必ずまた訪れたい、東京以外の町で出会ったメモリアルな店と味を教えてもらいました。

illustration: Hitoshi Kuroki / text: Kohei Hara

那覇〈ふくろう亭〉

老女将が営む沖縄家庭料理屋。ジーマーミー豆腐やフーチャンプルー、スーチカーなど沖縄で食べたい料理がすべて揃い、家庭料理の丁寧さも滲み出ている。10年ものの古酒を片手に食が進み、最後はカツオ節と味噌をお湯で溶いたカチューユーで締めました。

横浜〈小半(こなから)〉

60年の歴史を持つ老舗居酒屋で、地元の魚を食べるならココ!というお店です。初夏に出てくるシコイワシの刺し身は特に絶品で、佐島のタコやタイの白子焼きなど、季節によって旬の魚を楽しめます。1杯目から日本酒(純米の初孫)を頼むことが多いですね。

京都〈松うら〉

京都の友人に連れられて。エビイモや聖護院大根などの京野菜を使った料理からクマやイノシシなどの珍しい山の幸、豊富な日本酒に舌鼓を打つ名店。割烹や懐石ほど入りにくくなく、気張らずに料理と酒を楽しみたい時の最高の選択肢です。

黒木仁史 イラスト
酒徒さんが唸った〈松うら〉のイノシシ肉の冷製。煮込まれトロトロの食感。「日置桜」の熱燗とともに。