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突撃!現地酒場。老舗ミャンマー料理店はリトル・ヤンゴンとしてお馴染みの高田馬場に

日本のミャンマー人街“リトル・ヤンゴン”としてすっかりお馴染みの高田馬場。一時よりは落ち着いたものの、いまもレストランは十数軒。シャン族、モン族など民族特有の料理に遭遇できるのも、この街ならではの魅力。駅前には、食材や雑貨などゆかりの店が集う、“ミャンマービル”も存在する。20年余りに及ぶコミュニティの風格を感じるべし!

Photo: Naoki Tani / Text: Yuko Saito

〈ノング・インレイ〉

雑居ビルに潜む
シャン民族料理の名店

シャン民族の料理を作り続けて二十余年。高菜漬けに味噌、発酵ソーセージと、日本に負けじの発酵天国で、酒好きには抗いがたいメニュー多数。中でも納豆せんべいの和え物は日本人の心に刺さる臭みと旨味。木の実や根を漬けたシャン酒と。

〈ヤマニャ アジア キッチン〉

リトル・ヤンゴンでも
激レアなモン民族の店

モン民族が集う現地度高めの一軒。店長いわく「タイ料理に近く、青唐辛子や魚介の調味料を使ったものが多い」
というモン料理。辛味&酸味でグイグイ押すかと思いきや、エビと魚の調味料を駆使した混ぜご飯はおかかご飯的な日本人の郷愁を誘う味。

〈ミンガラバー 駅前店〉

馬場のミャンマー料理史は
ここから始まった

この街にミャンマー料理店が一軒もなかった22年前に開業。以来、ミャンマーのおふくろの味と、あったかいホスピタリティで客を迎え続けるヤンゴン出身の店主。必殺の肴は名産・発酵させた茶葉の漬物とヒヨコ豆を和えたラペットゥ。