30年以上使い続ける相棒は、今でも商談と旅行の友
鞄を持つのはサラリーマン。僕が学生の頃にはそんなイメージがあり、実際に多くの若者が手ぶらでした。だから今もバッグを使うのは、生地や洋服のサンプルを持ち歩く商談か、旅行の時だけ。このレザーのケースは、シャツが3、4枚入るくらいで、1泊2日程度にちょうどいい。確か40年代のもので、30年以上前にロンドンの骨董屋で購入しました。
フロントに底の部分がシームレスになったポケットが付いているのだけど、今はこんなに手の込んだ作りはなかなか見かけない。佇まいがよく、手放せないでいます。そこにセットで使うのが、約40年前にアメリカ西海岸のマーケットで買ったガーメントケース。これだけを服を入れる鞄として持つこともありますね。60年代のアメリカ軍のもので、当時の所有者の名前がスカジャン的ノリで刺繍してあります。
昔は飛行機の機内に服を掛けるラックがあってね。だからこのケースに無理やり20kg分くらいの服を詰めて、タダで機内に持ち込んでいました。
