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大木淳夫の自分史上最多ごはん:〈アタ〉の 「ポテトフライ」

自分史上最多ごはん。それは文字通り、これまでの人生で、最もたくさん食した料理のこと。食通が繰り返し食べずにはいられない偏愛メニューとは?前回の〈共楽〉の 「ワンタンメン 竹の子増し」も読む。

Text: Haruka Koishihara

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大木淳夫さんの自分史上最多ごはん

東京のレストランに精通する編集長がこよなく愛するポテト

〈Äta〉は、魚介類がウリのカウンタービストロ。だから、ポテトフライは完全に脇役。なのに、これが実に旨い。ポテトフライ評論家になりたいと思っていたほど好物なので、レストランでメニューにあれば必ず頼むんです。冷凍ポテトを使っていますが、そう聞いて眉をひそめる人は考えが浅い!

フレンチの一流シェフが米油で二度揚げして絶妙な塩加減で仕上げるんだから、抜群に旨いんです。会社から徒歩8分なので、残業帰りに一人でふらりと寄り、ワイン片手にこれを無心で口に放り込めば、たちまちストレスが消し飛んで幸せになれます。

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