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長濱ねるとラジオ。原体験から今に至るまでのエピソード

幼い頃からラジオがそばにあったという長濱ねる。ラジオと歩んできた道程と、今お気に入りの番組を聞いた。

Photo: Yu Inohara / Text: Neo Iida, Masae Wako, Keisuke Kagiwada / Styling: Yudai Ichinosawa / Hair&make: Yuka Noguchi / Cooperation: Kanda Jumbo

私とラジオ。

地元・長崎に住んでいた頃、朝はテレビを点けない家だったので、起きるとCDコンポからFMが流れていました。ニュースとか交通情報を聴きながら朝ご飯を食べて。CMがドラマ仕立てで独特で、妙に面白くて好きでした。

小学校高学年になった頃だったかな、兄が『SCHOOL OF LOCK!』を聴くようになったんです。我が家は3人兄弟で、みんな一緒の子供部屋で寝るから、自然と私も聴き始めて。元気いっぱいな校長と教頭に、自分より少し年上のリスナーのお悩みが寄せられる。その関係が魅力的で、大好きな番組になりました。

ほかのエリアに住む10代の声が聴けるのも、地元を越えた友達がいる感じがして。布団の中で聴くからパーソナリティが私に直接話しかけてくれるみたいで、いい意味で閉ざされた空間という感じでした。大人になった今も、朝のメイクや移動中はラジオ。

毎週欠かさない『ハライチのターン!』は、ほかの意識が入ってこない時間に、タイムフリーで聴きます。掛け合いも最高だし、「今週のネコちゃんニュース」っていう岩井(勇気)さんのコーナーがめちゃくちゃ面白くて。ひねくれ方に共感します(笑)。

攻めたことが言えるのもラジオの良さですよね。私もテレビだと緊張して考えすぎてしまいがちだけど、ラジオならリズムに乗せて自然に話せる。選曲も、きっとどこかにいる誰かが、この曲に共感してくれるって思いながら選んでいます。

MY FAVORITE:ハライチのターン!/TBSラジオ(東京)/毎週木曜日 24:00〜25:00