私とラジオ。
仕事が忙しい時に限って、俺は逃げるようにパチンコに行って自分を追い込むんです(笑)。勝手なジンクスなんですけど、パチンコって台に集中しすぎない方が当たる気がして。基本、ラジオを聴きながら打ってます。
聴く番組もたまたまリアルタイムで流れているもの。それは家や喫茶店で仕事しながら聴き流す時も同じです。この前はNHKの『ラジオ深夜便』で、和歌山かどこかの森をきれいにする人の特集をやっていて。昔話に出てくる「芝刈り」とは何のことなのか、とか、薪を切る音とか、薪を燃やす音とかが流れてくるのをずっと聴いていました。
ラジオの面白さって、そこに流れている時間の独特なゆるさだと思うんですよ。先日、菅田将暉さんの『オールナイトニッポン』に、松坂桃李さんがゲスト出演することが発表された時なんて、2人が仲良しということもあるんでしょうが「再来週、松坂さんが来るみたいです。まぁ、あの人は自分の好きな話しかしないけど」と言うだけで話題はすぐに番組で作った特製パーカーの話に。その扱いの雑さが最高で。そういうラジオ特有のゆるさがリスナー側に距離の近さを感じさせる気もします。
そういえば、現在公開中の映画『あの頃。』の劇中には本物のラジオ音源を使用しているシーンがあるんです。矢口真里さんの番組内で石川梨華さんが卒業発表した際の音源。ぜひ映画を観る時は気にしてみてくださいな。