香水×デオドラントで「脇を丁寧に扱う」。ロンドン発のパーソナルケアブランド〈To My Ships〉

日本に来て来て、あの店、このサービス!今回は、ロンドン発のパーソナルケアブランドをご紹介。

photo: Aniella Weinberger / text: Kaho Fukuda / edit: Hiroko Yabuki

連載一覧へ

3つのポイント

1.元〈イソップ〉のメンバーが2024年に創設。
2.リフィル対応の制汗剤を調香師と協働し開発。
3.すべて欧州産、再生可能なパッケージで展開。

香水×デオドラントで「脇を丁寧に扱う」パーソナルケアブランド

〈To My Ships〉のデオドラント商品

毎日使うにもかかわらず、長い間ほとんど再構築されてこなかったデオドラント市場。2024年にローンチしたロンドン発のパーソナルケアブランド〈To My Ships〉は、個人のケアを“行為”ではなく“時間”として捉え直す。

〈Aēsop〉のコマーシャルディレクターである創業者のダニエル・ベンスは、長年ビューティ業界に身を置きながら消費を前提とした構造に疑問を抱いたという。「とりわけこの市場は暗くて、やや“Unloved”(大切にされていない)カテゴリー。だからこそ面白いと思ったんです」

デオドラントとしては異例の75㎖の大容量。使用後は中身のリフィルのみ購入し、本体を再利用できる設計だ。アルミ容器には100%ポストコンシューマー素材を採用し、細長い形状で使用量を削減。無地のボトルに最小限のラベルを貼る仕様も廃棄ロスを抑えるため。持続性がプロダクトの前提条件として組み込まれている。

香水と制汗剤を掛け合わせたような開発スタイルもユニークだ。ベースは仏のスキンケアラボと協働。さらに前職時代から付き合いのある調香師の手により、精油に近い自然な香りを実現した。軸となるポリゴナムをはじめゼラニウムやマジョラムなど、デオドラントからボディウォッシュ、仕上げのフレグランスまで同じ香りでレイヤーできるも珍しいアプローチ。老舗百貨店〈リバティ〉の旗艦店でフルラインを手に取ることができる。

〈To My Ships〉の旗艦店
「プロダクトが中心」をコンセプトに過剰な装飾を抑えた旗艦店。棚の胸像はイタリア拠点のデザインスタジオ〈Formafantasma〉と協働制作した。

連載一覧へ

TAG

SHARE ON

FEATURED MOVIES
おすすめ動画

BRUTUS
OFFICIAL SNS
ブルータス公式SNS

SPECIAL 特設サイト

FEATURED MOVIES
おすすめ動画