武田砂鉄、たなかみさき、東出昌大ら椅子好き10名が愛用する一脚
text: Mako Yamato(伊藤槙吾) / text & edit: Yuriko Kobayashi
新旧の名作チェアから自作のスツールまで。写真家、作家、建築家、料理人、スタイリスト、ショップオーナー、芸人……椅子好き100人がオン・オフで愛用する、100脚のストーリー。
本記事は、BRUTUS「椅子と、居場所。」(2026年2月2日発売)から特別公開中。最新号では椅子好き100人の愛用品を紹介、その中から10名をピックアップして紹介します。
本記事は、BRUTUS「椅子と、居場所。」(2026年2月2日発売)から特別公開中。最新号では椅子好き100人の愛用品を紹介、その中から10名をピックアップして紹介します。
文筆家、料理研究家・ツレヅレハナコ
〈大中〉のタイ製の丸スツール

思い入れもなく座り心地もよくないのに、何度転居してもついてくる。台所で座らなかった日は30年間ほぼなし。こうなったらもう添い遂げます。
ツレヅレハナコ(文筆家、料理研究家)
執筆やレシピ提案、調理器具監修なども。2月5日『ツレヅレハナコのからだ整え弁当』が発売。
俳優・東出昌大
中古のオットマン

妻が購入したもの。本来は足置きですが、アフリカの布を巻いて腰掛けに。薪ストーブの前に座るのにちょうどいい高さで、あぐらもかけていい。
東出昌大(俳優)
ひがしで・まさひろ/三島由紀夫作、宮本亞門演出の舞台『サド侯爵夫人』に出演中。
古家具店オーナー・仁平 透
昭和初期の日本製丸椅子

18歳、海外の古家具に憧れつつも高価で買えず、リサイクルショップで1,000円で購入した日本製の古い椅子。そこから和家具を好きになりました。
仁平 透(古家具店オーナー)
にへい・とおる/〈TOMBO〉の代表を務め、〈仁平古家具店〉〈pejite〉などを運営する。
ライター・武田砂鉄
〈ハーマンミラー〉のアーロンチェア

会社を辞め、独立した時に友人が贈ってくれた椅子。徐々に本やCDが増殖し、ほぼ動かせない状態に。時折モノに囲まれながら本を読んでいます。
武田砂鉄
たけだ・さてつ/著書に『「いきり」の構造』など多数。ラジオ番組のパーソナリティも務める。
グラフィックデザイナー・大島依提亜
アンドリュー・モリソン&ブルース・ハンナのModel 2328

オフィスチェアながら、カニのような火星人のような愛嬌のあるルックスにほっこり。歴代猫たちが妙に気に入ってしまい、すっかり猫専用椅子に。
大島依提亜(グラフィックデザイナー)
おおしま・いであ/映画のグラフィックを中心にデザインを担当。最近の仕事は映画『ブゴニア』。
芸人・京極風斗
〈ケラー〉のウッドステップラダー

椅子はたくさんありますが、座りやすすぎるといたずらに長居してしまうので、これくらいがちょうどいい。そうしているうちに愛着が湧きました。
京極風斗(芸人)
きょうごく・かざと/お笑いコンビ〈9番街レトロ〉のメンバーで、ボケ・ネタ作りを担当。
モデル・高山 都
ハンス・J・ウェグナーのAP16イージーチェア

窓際で朝日を受ける姿に見とれたり、体を預けて本を読んだり、ワインを飲んだり。大きなソファがなくてもくつろげることを教えてくれました。
高山 都(モデル)
たかやま・みやこ/執筆や商品ディレクションなど幅広く活躍。著書に『高山都の美 食 姿』など。
イラストレーター・たなかみさき
古道具市で友人が買ってくれたラタンの椅子

軽くしなやかな素材とクッション部のベルベットのコントラストが好き。秋生まれの自分にぴったりの雰囲気の椅子を選んでくれて、とても嬉しい。
たなかみさき(イラストレーター)
主な作品集に『ずっと一緒にいられない』『日読み』など。コミックに『大なり小なり』がある。
執筆家・麻生要一郎
〈カリモクニュースタンダード〉のチェーサチェアパッド

我が家のダイニングの椅子。食事の時はもちろん、原稿の執筆、愛猫チョビのお昼寝にも。長い時間座っていても疲れない、大好きな椅子です。
麻生要一郎(執筆家)
あそう・よういちろう/エッセイ『酸いも、甘いも。あの人がいた食卓 1977-2025』が発売中。
古物商・伊藤槙吾
おそらく80年代の日本の事務系椅子

病院で使われていたらしい。それにしてはデザインが良すぎて自分用に。開店前や閉店後にこの椅子に座って休むのが好き。しばらくは売りません。
伊藤槙吾(古物商)
いとう・しんご/京都で〈itou〉を開いて10年。現在は飾り台などオリジナルプロダクトも販売。