魚座の羅針盤
ゆっくりと現実に向き合う
新月が魚座にとって内省の部屋にあたる水瓶座で起こり、ゆっくりと1週間を始められます。ただ。天王星(ひらめき)が太陽に90度でぶつかると、冬眠中に急に起こされるような衝撃があるかもしれません。とはいえ、目覚め自体は穏やかで、春の日差しに誘われて外に出ると空気が意外に暖かく、ほっとします。
何もせずにいるわけにはいかないと悟って行動を始めますが、そこには心躍る未来への期待があります。あたためていた旅行の計画や新しい企画の提出などに、楽しみながら着手できるでしょう。金星(感性)も自エリアにいて感受性も高まっているので、触れるものがすべて新鮮。インプットのためにいろいろなところに出かけるのもおすすめです。
厳しい指導員的天体の土星が、自己価値の部屋、牡羊座にいるため、現在の自己のあり方へのかすかな違和感を抱くかもしれません。なんとなく居心地が良い場所から離れて、自らがいるべき場所を現実的な視点で見定めていった方が良いでしょう。ただ、不安に駆られて動くということはなく、あくまで穏やかに前向きな姿勢で違和感解消のためのアクションをとっていけます。
全体の空模様
今週は、火曜日に水瓶座で新月が起こります。しかも、日食を伴う新月です。欠けた太陽は、世の中のムードを大きく変える力を持ちます。変化の方向性に関わっているのは、太陽と90度でぶつかり合う、牡牛座の天王星(改革)。風のエレメントに属する水瓶座は「自由への扉を開く」という意味を持つサイン(星座)で、そこに天王星の物事を新しくしていくパワーが重なります。この太陽と天王星の90度は、「土から風の時代へのバトンタッチ」。一気に「風の時代」の空気を感じられるでしょう。
天王星自身は牡牛座に在住しており、風のエレメント・双子座へと近づいています。土のエレメントに属する牡牛座は、物質的価値を表すサイン。しかし、水瓶座や双子座が価値づけるのは、風のように形なく移動していくものです。今後は、情報や知識、経験、スキルなど目に見えない財産へと、社会の関心がますます移っていきます。
ただ、「自由」の本当の意味や責任を問われるタイミングでもあります。個の自由と社会全体の益が相反しないように考えたいとき。
19日には、太陽が魚座に入ります。魚座特有の、やわらかくすべてのものを許容していく性質が世の中でも際立ってくるときです。個人や組織のあり方が、一度溶けていくようなイメージのある週。新しい型が用意され、それに合わせて固まり直すのかもしれません。厳しい激動というよりは、ゆっくりと楽しみながら起こる変化です。具体的な制度や方法はまだ見えてきませんが、来る新たな世の中への期待感が高まっていきます。

〈セイコー プロスペックス〉と俳優・上杉柊平が一人三役で描く、腕時計との向き合い方(前編)