純烈の酒井一圭が考える。今の、私の「アイドル像」

時代や社会の変化とともに移り変わる、アイドルの姿。何をもって、誰のためのアイドルなのか。純烈の酒井一圭さんが考え語る、理想のアイドル像とは?

photo: Kenta Sawada / text: Chiho Osawa

「実は純烈はアイドルを自称してはいないんです」と、リーダーの酒井一圭さん。

「羽鳥慎一さんの朝の番組で“スーパー銭湯アイドル”と紹介されたのが2017年。その時は大爆笑。“俺らがアイドルやて⁉”って。特に僕は田原俊彦さんら昭和のアイドル黄金時代に育った世代やから恐れ多くて。でもそんなスターをさんざん追いかけた人が、最後に選ぶのが……純烈だったりするんです」

ライブ会場には車椅子の人あり、終活の一環に訪れる人あり。その心に寄り添うのは、子役から戦隊ヒーローなど自らも人生経験豊富な酒井さんの話術だ。

「僕はその場で癒やすべき人を探し出して心の壁を壊しに行く。“おばちゃん、人生だるいよな”って。その隙間に白川(裕二郎)の歌と後上(翔太)の笑顔を差し込む。今って空気読んで優しいことを言うのがよしとされる時代やけど、介護や病気、死別と人生の最後の痛みはきれい事では片づけられへん。だから僕は共感して、あらゆる手段で痛みを忘れさせる鎮痛剤でいたい」

メンバーの入れ替わりも当然で「来る者拒まず、去る者追わず」が純烈道。

「なんなら白川や後上が辞めても走り続けますよ。だっておばはんたちが言うんですよ。“純烈は病院や”って。ライブ来た後の検査結果が段違いらしい(笑)。もうすぐ死ぬー言うて泣いてたおばはんもまだ元気でライブに来てるし……。誰かを元気づけるのがアイドルなら、やっぱり僕らもアイドルなのかもしれへんね」

純烈・酒井一圭

M!LKの曽野舜太が考える。今の、私の「アイドル像」

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