天秤座の羅針盤
境界線を引き直す
天秤座にとって深い変容や集中を表す部屋、牡牛座で上弦の月が起こります。徐々に、自分が没頭すべき対象が定まってくるときです。さらに、天体は娯楽の部屋、水瓶座に集まっています。趣味でも仕事でも、していて楽しいことにエネルギーを注げる1週間です。むしろ、集中して取り組んでいる作業がだんだん楽しくなってくるときとも言えるでしょう。
夢や理想を運ぶ海王星は、天秤座から見て対人関係を示す部屋、牡羊座に入ってきます。そもそも、天秤座自体も、一対一で向かい合う関係性を示すサイン(星座)です。パートナーや契約相手との境界線が、海王星によってぼやけてくるかもしれません。あの中で相手に抱いていた幻想に気がつくこともあるでしょう。海王星は犠牲の精神を司りもするので、付き合いのなかで自分だけが犠牲を払ってしまわないかを注視して、互いの間に線を引き直す意識でいましょう。
楽しい時間をともに過ごせる相手でも、未来を考えられるかは別です。舞台で踊っているダンサーは、夢を与えてはくれますが、自分の友達や恋人にはなりません。そのラインをきちんと心がけることが今週からのテーマになります。
全体の空模様
今週頭に、牡牛座で上弦の月が起こります。これは、変わりゆく世界の流れが目に見える形を取っていく様子を示しています。今起こっている変化は、海王星の移動の影響を大きく受けたものです。
夢や無意識を司る海王星は、実に165年ぶりに牡羊座に入ります。12星座の最初のサイン(星座)である牡羊座に海王星が戻ってくるこの動きは、リセットやリスタートを意味するもの。1861年から続いていた概念や人間共通無意識が一旦なくなり、既存の境界線は消えていき、社会が見上げる理想の形が変わっていく予感がします。
海王星には流行という象意もあり、今週から、牡羊座的なものが世間で話題になったり愛されたりし始めます。牡羊座はアイデンティティを強く持つサイン(星座)。一本芯の通ったコンセプトの商品や、個人が発信するコンテンツが流行りそうです。
トレンドの担い手が多く出てきて、競争も激しくなっていくとき。牡羊座らしいサバイバル能力も試されます。海王星の後に牡羊座に入る土星(課題)の影響もあいまって、信念や実力のない人は淘汰されていくでしょう。
海王星牡羊座期は、言うなれば個人商店の乱立ターム。社会のなかでそれぞれのカラーを押し出していくことが、ますます重要になっていきます。ただ、そこに社会貢献の視点を取り入れていけるかが肝心です。自分の力で道を切り開いていかなければいけない時代ですが、それがどこかで誰かの役に立つものかどうかを、星々が問うてきます。

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