【今日のギフト】玄界灘のミネラルを味わう。〈新三郎商店〉のまたいちの塩

あの人の笑顔が見たい。お世話になっている友達や家族、恋人に贈りたい、ちょっと楽しいプレゼントを毎日紹介。

photo: Shu Yamamoto / text & edit: Yoko Fujimori

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料理を愛するあの人へ
糸島の美しい海から生まれる甘く澄んだ味わいの塩

〈新三郎商店〉のまたいちの塩

福岡県・糸島半島の西の突端にある製塩所、その名も「工房とったん」で昔ながらの塩作りを実践する〈新三郎商店〉。玄界灘の内海と外海がぶつかり合い、海と山のミネラルが混ざり合うこの美しい地に惚れ込んだ代表の平川秀一さんが、2000年に立体塩田を建て、以来25年、塩作りを続けている。

製法は、まず竹を棚のように高く組んだ立体塩田に汲み上げた海水を伝わせ、10日ほど時間をかけて循環させる。こうして濃度を増した海水を平釜に移し、薪火でゆっくりと火を入れること何と3日。やがて水面に浮かび上がる塩の結晶・通称「塩の花」を丹念にすくい、杉樽で一晩寝かせたのが代表作の「またいちの塩」(炊塩)だ。

どの工程も何ひとつ急かすことなく、時間と手間をかけて海水から誕生する純白の結晶は、海の恵みが健やかに凝縮されたもの。味わいはミネラルの旨みと甘みにあふれ、辛さの角が立つことがない。ひとつまみ舐めれば、その違いが分かるはず……!

さらに代表作の炊塩を鉄釜でじっくりと乾煎りしてサラサラに仕上げた「焼塩」、そして炊塩・にがり塩・樽底塩という塩味の異なる3種類をブレンドし、おむすびのために考案されたその名も「おむすび」。さらに炊塩を作る際にごく少量できるフレーク状の塩を金ごまと合わせた「金ごま」や、同じくフレーク塩にイタリア産オーガニックハーブを合わせた「ハーブ」と、バリエーションは全5種類。

「おむすび」は冷めてもなお米の甘みを引き立て、「金ごま」は肉・魚・野菜料理に活躍するオールラウンダーであり、「ハーブ」はスープや煮込み料理にひとつまみ加えればそれだけで“香りのいいダシ”の力を発揮する。元料理人である塩職人・平川さんならではの、アレンジの“塩梅”の的確さにシビれる!

この5種類が食卓に並べば、自然と我が家の料理がウマくなる。味のかなめ、「塩」の大切さが再認識できるはず。

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