獅子座の羅針盤
辛さは楽しさで上書きする
ホリデームードとは裏腹に、仕事や雑事に追われてしまいそうなとき。週の初めに月がいる山羊座が、獅子座にとって日常や労働を意味する部屋だからです。それでも、喜びの天体・金星やコミュニケーションの天体・水星が、獅子座から見て娯楽の部屋にあたる射手座にいるので、「みんなで楽しいことをしよう!」という気持ちは高まってきます。
パーティーを企画したり、気の合う仲間との忘年会を予定したりして、楽しく自分を労わりましょう。仕事の愚痴もおもしろおかしいおしゃべりのネタに昇華してしまいましょう。しんどい記憶をハッピーな時間で上書きしていける週です。とはいえ、仕事をきっちり終えてから遊びに行くのが良いでしょう。
週半ば、金星が山羊座に移動します。職場(労働の場所)に喜びの光がやってくるイメージで、同僚たちを明るくサポートできるでしょう。人の困り事や心配に気が付きやすく、寄り添う力が高まっています。
上弦の月が起こるのは、将来を意味する部屋、牡羊座。悩んでいることがあっても解決策が見つかると、月がやさしく告げてきます。
全体の空模様
太陽が山羊座に移り、年末の華やかなムードの中に、現実主義的な動きが生まれます。夢を描くだけでなく、その夢を叶えるために実際にどこから手をつけていけるのかを考えられる週です。山羊座が持つ意味には「伝統」もあるため、門松や年賀状の準備など、年末年始の昔ながらの慣習が例年よりもフォーカスされるかもしれません。
山羊座には金星(愛と喜び)も入り、真摯でまっすぐな情熱が世の中を動かすことになります。また、この金星には、夢を運ぶ海王星が90度でコンタクト。年末休みには、華やかで幻想的なムードが年末の巷を覆います。予期せぬロマンスや、ささやかなラッキーに恵まれることもあるでしょう。今週は、真面目な太陽と華やかな金星の組み合わせが、スムーズなオンオフの切り替えを支えます。
28日には牡羊座で上弦の月が起こります。満月に向かって満ちていく月に牡羊座の突進力が重なり、脇目を振らずに目標へと走っていけそうです。気取らずに、不格好でも一所懸命かけていきましょう。

〈ブランパン〉で紡ぐ、ある時空を超えた愛の物語 ─前編─