西洋占星術におけるシーズンの区切りは「春分」「夏至」「秋分」「冬至」の4つです。2026年上半期の運勢は、このうち冬至と春分を軸に、12月22日（冬至）〜3月19日、3月20日（春分）〜6月20日の星模様を読んでいきます。
下半期全体の魚座
新天地へ向かって
2023年の3月から逆行を含めながら魚座エリアを運行している土星（責任・社会）が、ようやく2月14日に牡羊座へ移動します。「土星による鍛錬」シーズンもようやく出口が見えてきます。過去3年間の成果を少しずつ振り返ってみましょう。
また、魚座の支配星である海王星（スピリチュアリティ）も1月に牡羊座エリアに移動します。悩みやためらいを捨てることができ、大胆に動けそうです。木星（成長・拡大）の蟹座エリアの運行は、2025年の6月から引き続き2026年6月29日まで続き、大きな幸運のお守りのように輝いています。伸びやかさを持って、本当にやりたいことに向かって行動していきましょう。
太陽シーズンごとの魚座
◆12月22日～1月19日（太陽山羊座エリア運行期間）
太陽山羊座運行期間は、友情を育んだり、人脈を広げることがテーマです。太陽に、コンディションの良い火星（意欲・勇気）と、金星（愛と幸運）が寄り添っていることにより、嬉しいお誘いが増えていくでしょう。
12月31日頃は、土星（節度）と海王星（直感）は魚座エリアを運行し、射手座エリアの水星（言語・コミュニケーション）と殴り合います。その影響で、仕事で情報共有がうまくいかなかったり、誤解から混乱が起きたりしやすくなります。口頭で伝えるだけではなく、メールなどやり取りの履歴が残るようにしましょう。
◆1月20日～2月17日（太陽水瓶座エリア運行期間）
シーズン序盤は、水瓶座エリアの太陽と水星（思考）、金星（愛と喜び）、火星（意欲）、冥王星（運命）が重なります。やり残していたことをどんどん片付けられ、かつ、ためらっていたことを実行できるときです。
逆行し、魚座エリアに戻っていた土星（節度・社会的責任）が、2月14日に牡羊座エリアに移動し、海王星と重なります。いつも以上に、自分の人生は自分がハンドルを握っているのだ、という気持ちが大切になります。二の足を踏んでいたことも、動いてみれば意外と簡単かもしれません。
◆2月18日～3月19日（太陽魚座エリア運行期間）
2月19日に太陽が魚座エリアを運行し始めると、「主役の1カ月」が始まります。木星（成長・拡大）が蟹座エリアを運行し、心地よく味方になってくれます。そのため創造性が高まり、嬉しい出来事が起きやすい1カ月になるでしょう。3月3日、月は魚座エリアの対向の乙女座エリアを運行し、日本で観察できる皆既月食が起こります。心の奥底に潜んでいたあらゆる感情がじんわりと溢れてくるかもしれません。良質な休息時間を取ってリラックスしましょう。
◆3月20日～4月19日（太陽牡羊座エリア運行期間）
太陽は「自分の資質を活かした豊かさ」などの意味がある場所を運行しています。3月25日、太陽と土星（伝統）、直観力をもたらす海王星が重なります。さらに太陽には物事を極端にする冥王星が調和的に繋がります。不思議な縁で良い仕事が舞い込むかもしれません。実力を評価される時期でもあります。もし、転職を考えるのであれば、魚座エリアの火星（勇気）と蟹座エリアの木星（成長・拡大）が仲良く手を携えているこのタイミングはぴったりです。
◆4月20日～5月20日（太陽牡牛座エリア運行期間）
太陽は、「コミュニケーション・言語の部屋」であり、活発な対話を意味する場所を巡ります。4月26日頃、太陽は水瓶座エリアの冥王星（運命）と激しくぶつかり合います。またこの日は、天王星（改革）が双子座エリアに移動。天王星は金星（愛と喜び）と重なり、冥王星と調和的に繋がります。急に引っ越しや転職の目処が立ちそうです。一人暮らしや友人とのルームシェア計画が盛り上がるイメージも浮かんできます。
◆5月21日～6月20日（太陽双子座エリア運行期間）
「家族と家庭の部屋」であり、基盤や帰属する場所やコミュニティを表す場所を太陽が巡ります。プライベートの生活を振り返り充実させるタイミング。5月22日頃は太陽と天王星（改革）が重なります。魚座にとって、双子座エリアは、「居場所（自宅）」であり「帰属コミュニティ」です。天王星は、安定しているものをひっくり返す力を持っています。そのため、太陽牡牛座運行期間に引き続き、引っ越しや転職について話が本格的に進んでいくかもしれません。新天地を目指すことが良い運気を運んできます。
