2026年上半期の運勢は?七嶋ナオの12星座別ブルータス占い

占星術師・七嶋ナオさんが2026年上半期の運勢を12星座別に占います。太陽のいるサイン(星座)によって移り変わる運勢もカバー。より良い新年を迎えるヒントをどうぞ。

text: Nao Nanashima / edit: Motoko KUROKI / illustration: Aurélie Garnier

西洋占星術におけるシーズンの区切りは「春分」「夏至」「秋分」「冬至」の4つです。2026年上半期の運勢は、このうち冬至と春分を軸に、12月22日(冬至)〜3月19日、3月20日(春分)〜6月20日の星模様を読んでいきます。

2026年上半期全体の空模様

原点回帰

冬至図(冬至時点の星々の配置)・春分図(春分時点の星々の配置)とも、太陽(生命力)は地の底のポイント(IC)で息を潜めています。地の底(IC)は、祖霊が暮らす冥府であり、地縁、家族、コミュニティを意味し、より広く捉えれば民族や国家を示唆します。太陽はいわば運勢という物語の主人公であり、その主人公が地の底にいるのが序章。2026年の上半期は、とても保守的で防衛的なムードが広がりそうです。

この半年では、そもそも我々はなぜ“共同体”や“”社会”“国家”をつくるのか、という根本的な問いに立ち返ることになりそうです。大切な人や自分自身、そして資産が保護される安全な場所を探し求める時期とも言えます。

また、成長拡大を司る木星は、2025年下半期から引き続き蟹座エリアを運行し、パワーを増します。このサイン(星座)は仲間意識が強く、身内を守る性質を持っています。木星蟹座がポジティブに働けば、人々の連帯が強まり、互助会的なコミュニティ活動が盛んになるでしょう。逆ネガティブに働く場合は、身近な人たちを守るためには他者を攻撃していいのだ、との論理が勢いを増すかもしれません。

2月14日には土星が魚座エリアから牡羊座エリアへと移動します。土星は公転周期が約30年で、ひとつのサイン(星座)に滞在するのは約3年間。土星が示すのは、その時代の社会の問題・課題です。個人に対しては、社会的責任を司り、成長のための課題を与える存在です。2月14日を境に、世の中の重心が、魚座的な「(まるで殉教者のように)何もかもを許し受容していく」というテーマから、牡羊座的な「自立」「自分を信じて生きる」というテーマへと移っていくでしょう。

魚座から牡羊座への変化はまた、死と再生を物語るもの。12サイン(星座)のうち最後の魚座が象徴するのは”死後の世界”でありカオスでもあり、“魂の羊水“。その次の、牡羊座は、魂がこの世に生まれる純粋な生命力を示しています。そのため、土星が牡羊座エリアに移ると、社会問題の根本的な振り返りが起こり、同時に、新たな試練と学びが始まるのです。

4月26日頃には天体イベントが相次ぎ、世の中を揺るがす出来事が起こるかもしれません。まず、牡牛座エリアに入ったばかりの太陽が冥王星(運命)と激しくぶつかり合います。さらに、天王星(改革)が双子エリアに移動して、太陽に衝突中の冥王星と調和的に繋がります。

また、このとき牡羊座エリアには水星(思考)、火星(闘志)、土星(責任)、海王星(融解力)が集まっていて、水星が蟹座にいる木星(成長・拡大)と殴り合う角度でコンタクトします。情報が飛び交い、社会の激動に翻弄される人が増えるかもしれません。環境の変化を恐れずに、自分がどのような生き方をしたいのかを軸に能動的に動くことが大切です。

牡羊座(3月21日~4月19日生まれ)

高く広く見渡し、根を張ること

社会的責任のある大人になるための課題が与えられるとき。自分の居場所を作りやすくなり、大きな成果や成長を得られます。

牡牛座(4月20日~5月20日生まれ)

友人から得る学びと変化

苦手なものとしっかり向き合う機会が増えます。「変わらなくてはいけない」という思いから解放されると、自然と進化が始まるでしょう。

双子座(5月21日~6月21日生まれ)

稲妻と上昇気流

目まぐるしく状況が変わるシーズン。謙虚な姿勢が運を招きます。4月以降は新しいアイデアがどんどん浮かびます。体調管理は万全に

蟹座(6月22日~7月22日生まれ)

予想外の展開にも心を開いて

長期的な計画を立てるのにも向いているタイミング。助け合いの関係を築くことも増えるでしょう。仕事の責任も大きくなってきます。

獅子座(7月23日~8月22日生まれ)

軽やかな足取りで

パートナーシップにまつわるドラマが起こりやすくなります。6月末からは才能を発揮する場面が増えます。変化に振り回されても、計画に駆けてみましょう。

乙女座(8月23日~9月22日生まれ)

光の方へ進め

プレッシャーやストレスから解放され、頑張ってきたことの成果が現れそうです。社会参画の面で改革の波が起こり、大きな変化を選んでいくことになるでしょう。

天秤座(9月23日~10月23日生まれ

変化を乗りこなす

運命が動き出し、不可能だと思っていたことに挑戦する機会が訪れそうです。次々と起こる変化に翻弄されることもあるかもしれませんが、コントロールするのは自分です。

蠍座(10月24日~11月22日生まれ)

嵐の中で足場を固めて

以前から興味のあった分野を掘り下げられるでしょう。自分も他人もいたわることが課題になります。体質改善にチャレンジするのにも向いたシーズンです。

射手座(11月23日~12月21日生まれ)

新しい出会いを呼び込む風

心強い味方が増えるとき。責任が増し、人として成熟していけるシーズンです。思いやりの心を持ちながら、人間関係を広げていけそうです。

山羊座(12月22日~1月19日生まれ)

柔軟性と探求心

不思議なきかっけで家族や仲間との絆が深まりそうです。リラックスムードに包まれるシーズン。正しさを突き詰めるよりも、大らかに構える気持ちを大事にしましょう

水瓶座(1月20日~2月18日生まれ)

上昇気流に乗ってアクティブに

激動の時期。自分自身も環境もハイスピードで変わっていきます。やってみたいことに挑むと、スムーズに進むでしょう。

魚座(2月19日~3月20日生まれ)

新天地へ向かって

鍛錬の季節が終わりを迎えそうです。過去3年間の成果を振り返ってみましょう。悩みやためらいを捨てて大胆になれるときでもあります。

2025年下半期の運勢は?七嶋ナオの12星座別ブルータス占い

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