日用品図鑑:デザイナー・Thomas Zimmerman の愛用するRainer Daumillerのパイン材チェアetc.

毎日使う相棒のような日用品には、その人らしさが表れている。出身のアラスカから東京へ拠点を移し、現在デザインスタジオ〈Carpenter & Stone〉として、ブランドづくりや場のクリエイティブディレクション等を手掛けるデザイナー・Thomas Zimmermanさんに、愛用している器、椅子、香り、靴を教えてもらいました。

text & photo: Thomas Zimmerman / edit: Mami Wakao

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〈SSAN〉の器

〈SSAN〉の器

ブランディングに関わった〈SSAN〉のプロダクトです。滋賀県・信楽の老舗窯元〈菱三陶園〉で、さまざまな理由から市場に出なかった陶器を、専用の機械で細かく粉砕して再利用し、ひとつひとつ丁寧に焼き上げています。

手に取ったときのざらざらとした質感や重みが心地よく、モダンでありながら信楽焼らしい土の温かさも感じられて、とても気に入っています。どんな料理や小物をのせても画になるので、使うたびに気分が上がる器です。

Rainer Daumillerのパイン材チェア

Rainer Daumillerのパイン材チェア

インテリアギャラリー〈es quart〉で購入した、1970年代のヴィンテージチェアです。デンマークのデザイナー・Rainer Daumiller によるもので、海外ではダイニングチェアとして使われることが多いようですが、わが家のダイニングには少し大きいため、リビングでラウンジチェアとして使っています。

丸みと柔らかさのある北欧らしいシンプルなデザインが気に入っていて、子供のような遊び心のある大人の椅子だと勝手に思っています。

〈NOTA&design〉×〈sheep〉のソイキャンドル

〈NOTA&design〉×〈sheep〉のソイキャンドル

〈SSAN〉を通して出会った、陶器のデザインから制作・販売まで行う〈NOTA&design〉と、ソイキャンドルブランド〈sheep〉によるコラボ商品です。オブジェとして飾ってもかわいい、ころんとしたフォルムに惹かれて購入しました。土をイメージした香りで、出身地のアラスカを思い出し、とても落ち着きます。

〈BIRKENSTOCK〉のボストン

〈BIRKENSTOCK〉のボストン

足のサイズが31cmと大きいため、日本ではなかなか気に入るデザインの靴に出会えないのですが、妻が「かかとのないタイプなら大丈夫かも」と、昨年のクリスマスにプレゼントしてくれました。

スエードレザーの表面で、カジュアルにも仕事にも使えて重宝しています。裸足でも靴下でも合わせやすい一足です。

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