グルマン温故知新:茅場町〈勺勺〉家庭の味をパワーアップした軽やか台日中華

テーマごとにレストランを紹介するブルータスの人気連載。今回のテーマは「ジャンルのミックスで楽しむ単品中華」。中華料理の新店続々。高級店から立ち飲み、町中華にガチ中華、何でもありのハイブリッド店など、個性豊かな店が増加中。今回は、台湾出身の料理家が日本で培った感性をミックスした台日料理の店へ案内したい。

photo: Shin-ichi Yokoyama / text: Michiko Watanabe

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勺勺(茅場町)

家庭の味をパワーアップした軽やか台日中華

お隣の兜町(かぶとちょう)が再開発で賑わいを見せる中、今度は茅場町か。その一歩とも思われるのが、VUILDが手がけたユニークな狭小木造ビル。その1階・2階を任されたのが台日フュージョンを標榜するこの店だ。

全16品の料理は本サイトでも魯肉飯(ルーローハン)のレシピを公開している台湾の料理家ウ・ファンユーさんが監修。シェフはそれを踏襲し、さらに磨き上げている。2階にも厨房があり、2段構えで客を迎える。

目玉はルーローハンと山椒ラム焼売。どちらも肉満載だ。野菜も、という方には隠れた人気の逸品、とびっこがたっぷりの台湾黄金キムチ(キャベツ)600円や、冷菜3品を。

一人ご飯で料理1品、ナチュラルワイン1杯でさくっと帰るもよし、友人とワイワイ、冷菜から〆までしっかりいくもよし。量も頃合いよく、存分に食べても食後感は軽やか。毎日食べたくなる中華だ。オリジナルのしゃれたロゴ入りランチボックスでテイクアウトも可能。

はじめる動画。台湾の味・魯肉飯を自宅で手軽に挑戦

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