松本隆、しりあがり寿ら京都を知るクリエイターが通う、自分の時間を過ごすためのベストスポット

古都の町が、人が、自然が、歴史が、もの作りへと向かう力を刺激する。京都を拠点にする、あるいはゆかりがある創作者たちに聞く、自分の時間を過ごすためのベストスポット。

photo: Shoko Hara / text: aori Funai, Aya Honjo / edit: Mutsumi Hidaka

松本隆:Farmoon

円卓を囲み心が自然に開いていく。時空を紡ぐ料理家・船越雅代の味

京都〈Farmoon〉店内

京都で暮らす松本隆さんにとって船越さんのラボ兼レストラン〈Farmoon〉は特別な場所。「まず船越雅代という人が好き。美意識に忠実で、価値観も理想も揺るがない」と言う。さらには「大きな円卓を仲間と囲む時空こそが至福」。

夜は紹介制のレストランとして、その時の食材や季節、空気を取り入れ“今”を表現する船越さん。「彼女の料理は国境に縛られず自由でいて“哲学”がある。僕にとって特別な料理人」と語る言葉には、深い信頼と敬意が滲(にじ)む。

しりあがり寿:CAFÉ FROSCH

昔懐かしい風情が残る花街界隈の町家カフェでのんびり過ごす

京都〈CAFÉ FROSCH〉店内

北野天満宮に程近い上七軒。「弟がこのエリアで2024年にアートギャラリーを立ち上げ、よく足を運ぶようになりました」と、しりあがり寿さん。「市内の喧騒から離れ、風情があり静か。京町家を改装した〈CAFÉ FROSCH〉もカレーなどを楽しみながら落ち着いた時間が過ごせます」。

店内には自身の作品があり、そのすぐ横の席がお気に入り。「入口近くにはオーナーの甥御さんが子供の頃に描いた大らかな絵があり、それを眺めるひとときも好きなんです」

本田千尋:TUPPERWAY

北白川エリアの高感度スポットでクリエイティビティを養う

制作に集中できる環境を求め、2022年に京都に拠点を構えた本田千尋さん。視点を変えたい時は、スタジオのある伏見から北白川エリアへ足を延ばす。「感度の高いライブ空間やショップが多く、音楽やお芝居を通して新たな刺激をもらえます」。

国内外で活躍する劇団〈地点〉の劇場〈アンダースロー〉で観劇の後は、劇団が営む食堂〈TUPPERWAY〉へ。「芝居の世界観とリンクする、舞台美術を思わせる空間。ビーツたっぷりのボルシチや黒パンが美味です」

名和晃平、吉岡更紗、林ゆうき。京都を知るクリエイターが通う、自分の時間を過ごすためのベストスポット

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