服に刻まれる、自分だけの履歴。〈BRACKETS〉店主・飯田康貴

服や小物にできた穴や傷を、直すか直さないか。どちらを選ぶかでモノの表情は変わる。自分らしくリペアして楽しむ道もあれば、あえて手を加えずに愛着を残す方法もまた然り。その選択に、持ち主の美意識や価値観が浮かび上がる。

photo: Yoshio Kato / text: Minori Okajima

実用性を保ちながら手を加え続けるジャケット

飯田康貴さんは、自身の古着店〈ブラケット〉で製作したオリジナルのジャケットを、買い付けの現場で何年も愛用している。

「財布やペンなどの手荷物をポケットに出し入れしていたら、ついに底面が破れてしまって。さすがにこのままじゃ使えないと、表地と同じベンタイルの生地を下部にパッチワークして補強しました」

さらに補修だけでなく、容量を増やすため背面にポケットを追加。「どうせ直すなら便利にしたい。違う生地を重ねていくことで見た目も面白くなっていくと思います」。

実用性と創意を織り交ぜたリペア観には、古着店主ならではの視点が息づいていた。

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