修理の跡が示してくれる自分だけのキャラクター性
郷古隆洋さんが語るリペア観は“直すか直さないか”ではなく“かっこよくなるかどうか”が基準だという。
「手を加えて自分だけのもの、キャラになるかということを見極めます。この腕時計は時計とナヴァホのストーンパーツ、エキスパンダーバンドの3つを別々で買い揃えて組みました。職業柄、時計をぶつけてしまうことが多く、ターコイズが外れた際には、ワックスで埋めて補修しています。
オリジナルに戻すリペアか、自分の世界観を出すリペアか、ものによって判断するのも楽しいですね。少しずつ自分の色が出ていくリペアという行為は、僕の中ではコラージュに近い感覚なんです」

