服に刻まれる、自分だけの履歴。ファッションディレクター・大坪洋介の場合

服や小物にできた穴や傷を、直すか直さないか。どちらを選ぶかでモノの表情は変わる。自分らしくリペアして楽しむ道もあれば、あえて手を加えずに愛着を残す方法もまた然り。その選択に、持ち主の美意識や価値観が浮かび上がる。

photo: Yoshio Kato / text: Minori Okajima

青春の記憶とともに直す服は人生の証しとして長く残る

「リペアはただ元の状態に戻すだけでなく、思い出を積み重ねることでもある。次の世代へも手渡せる一着になったら嬉しいなと思っています」と大坪洋介さんは語る。

「〈スウィングスター〉のドライビングジャケットはロサンゼルス時代からの友人、〈ムーンアイズ〉のシゲ菅沼さんから譲り受けた大切な一着。1990年代に集めた色とりどりのワッペンを身頃に付け、袖口のゴムも交換しました。

〈リーバイス®〉の『501』はコインポケットのほつれ部分を刺し子糸で自ら補強し、膝や股など負荷の高い部位は宇宙一リペアがうまい〈YMFACTORY〉の三浦和さんへお願いしています」

〈リーバイス®〉501、〈スウィングスター〉ドライビングジャケット
左/部位によってセルフとプロのリペアを分けたジーンズ。右/ジャケットの配色は大坪さんの愛車とリンクしている。
TAG

SHARE ON

FEATURED MOVIES
おすすめ動画

BRUTUS
OFFICIAL SNS
ブルータス公式SNS

SPECIAL 特設サイト

FEATURED MOVIES
おすすめ動画