バンコク気鋭の書店が面白い。自費出版もする2店舗を紹介

日本同様にタイでも独立系の書店が増加中。デジタル化の流れの中でも、雑誌や本好きの感度と熱量は、作り手・読み手共にむしろ高まっている。その中から2025年にオープンの、話題書を多く出版する新興系の出版社の直営書店と、デザインスタジオが運営するZINEショップを訪問。なぜ今、リアル書店を立ち上げたのか?その思いに触れると、タイの出版物への関心はより深くなるはず。言葉の壁を超えて、書店に遊びに行ってみよう。

photo: Koh Akazawa / text: Akiko Yoshikawa

バンコク気鋭の書店

SpacebarZine Store

グラフィックデザインスタジオ〈スペースバー・デザイン・スタジオ〉を設立し、自費出版物やZINEを制作してきたウィモンポーン・ウィシットさんと、ウィサルット・ウィシットさんが、2025年に実店舗を開業。世界中のZINEやアートブックなどを300冊以上取り揃えている。

タイ文字を使ったステッカーなどポップなデザインのグッズも豊富。「ZINEを作りたい人のサポートもしており、ここをハブ的な存在にしていきたい。かわいくて、見ているだけでも楽しいものは外国の方にも手に取ってもらいやすいはず」(ウィモンポーンさん)。

日本各地の公衆トイレのZINE「旅するトイレ」
日本各地の公衆トイレのZINE。中国からの旅行客がお買い上げ。意外なものに出会える楽しさが。

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タイのカルチャー系出版社〈サーモン〉。刊行物の主な読者層は学生から30代。ライフスタイルや自己啓発、旅行記など、若い世代が共感しやすい書籍を多く手がける。

「サーモンは川で生まれ海に出て、また川に戻ってくる気概があり、さらにどう料理してもおいしいので社名にしました(笑)」と話すのは、編集長のパティカーン・パックガーイさん。

「ネット記事や電子書籍を読む人が多い一方で、紙の出版物が好きな人も一定数いる」と、2025年4月、本社ビル1階に直営店をオープンした。吉本ばななのタイ語版小説など、日本人著者の本も扱う。「装丁に凝り、写真やイラストを多用した本作りを意識してきた。次は気軽に手に取ってもらい、語り合える場を作れれば」。

バンコク〈ブックマーク〉で販売しているトートバック
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