プロのプラントハンターも通う、バンコクの植物の名スポット3選

温暖湿潤な気候から植生が豊かなタイにあって、バンコクとその近郊には多くの植物愛好家が訪れる場所が多数。そんなバンコクの植物好き必見スポットを園芸店〈北山ナーセリー〉の統括本部長・北山高志さんに教えてもらった。

photo: Kohei Nishiyama / text & edit: Taichi Abe

教えてくれた人:北山高志(〈北山ナーセリー〉統括本部長)

きたやま・たかし/富山にある北陸最大級の園芸店〈北山ナーセリー〉を拠点に、世界各地で集めて栽培した熱帯植物を、国内外の園芸店に卸すほか、イベントなどで販売も。出店情報などはHPをチェック。

園芸店〈北山ナーセリー〉の統括本部長・北山高志さんも稀少種を探して、バンコクへ通う一人。

「大学生のときに訪れた国内最大級の公設市場であるチャトゥチャックのマーケット(植物を扱う店舗は主に火曜〜木曜にオープン)が現地に通うようになったきっかけです。タイは、近隣のさまざまな国から植物が集まり、さらにたくさんの国々に輸出される中継地点。最先端の交配種や未掲載の原種が揃うこともあって、全体的に高めの金額設定ですが、プラントハンターにとって魅力的な場所です」

その北山さんがチェックをしに行く、植物好きのための3つのスポットをご紹介。

植物輸送の手続きまで代行してくれる頼れる一軒

KZ PLANTS

バンコク〈ケージー・プランツ〉グリーンハウス

モンステラなどを中心に約40種類の植物を扱うアポイントメント制のグリーンハウス。「オーナーのシュガーさんとは8年くらいの付き合い。植物検疫書を作成するサービスも行っています」(北山さん)。

通常、タイで購入した植物を日本に持ち込むには土や植物の残骸を除去して薬剤に漬けたうえで必要書類を揃えて申請しなくてはいけない。この一連の流れを「Pack & Go」というサービスで代行。納期は植物の種類によって異なる。

バンコク〈ケージー・プランツ〉in チャトゥチャック市場
週に1度、火曜だけ〈ケージー・プランツ〉はチャトゥチャックの市場に出店。自店の商品はもちろん、他店で購入された植物でも「Pack & Go」のサービスを利用できる。〈ミクスト・チャトゥチャック〉ビルのセクション9入口付近に出店。

〈ケージー・プランツ〉in チャトゥチャック市場
住所:Kamphaengphet Rd. | 地図
営:9時〜18時
休:火曜のみ営業

植物学者父子が営む、カフェ併設のグリーンショップ

BANKAMPU TROPICAL GALLERY & CAFE

「毎年、植物展である『タイランドベストファーンショー』の会場として使われる、カフェ、レストラン、ショップが一緒になった場所。オーナーのスラさんは有名な植物学者でタイの植物界では先生(アジャン)と呼ばれる存在。

現在、タイ国内で流行しているいくつかの植物は彼が紹介したものです」(北山さん)。園内には、世界各地から集められた約1,500種類の植物が揃い、購入することが可能。

リーズナブルで品揃え豊富なローカル向け植物市場

Garden Center Bang Yai

「火曜〜木曜しか開かないチャトゥチャックのプラントマーケットと違い、バンヤイは毎日オープンしています。稀少性があり高額なものが多いチャトゥチャックが外国人観光客向けなら、手頃な価格帯の植物が揃うバンヤイはローカル向けと言えるのかもしれません。店数と扱う商品の数が多いのですが、私はシダやアロイド系を中心に見て回ります」(北山さん)。

奥に広がるアーケード状の市場には100以上もの店舗が並んでいる。

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