「制作をしている時間が一番幸せ。このまま死んでもいい」と言うのは、金属工芸作家のFOHさん。
美術大学では彫塑の創作にのめり込んでいたが、卒業後は制作から離れていた。しかし数年経ったある時、ウェアラブルスカルプチャーとしての作品制作を思い立ち金属工芸の職人に弟子入りする。そして2015年に自身のスタジオを立ち上げた。
「そのまま彫刻家になっていたらきっと傲慢だったと思う。でもデザインの仕事は疲弊することが多かった。クラフトは、そのちょうど間という感じなのです。工芸品を通して、人々に“安らぎ”を与えられたらと思っています」
アトリエがあるのは国立公園のすぐそば。毎朝公園で自然を観察し、その時に感じたことを形にする。新たな生命を得た金属の植物や生き物たちが、日々生み出されるのだ。


