珍奇な水生生物を見たいなら。通いたい水族館2選

全国には充実した水族館がたくさんある。珍奇の分野をリードするような個性が際立つ展示を持った施設をご紹介。

text: Asuka Ochi

京都大学白浜水族館

日本有数の規模を誇る、圧倒的な無脊椎動物展示

白浜町周辺の海で見られるサンゴや貝、ウニ、ヒトデをはじめとする多様な無脊椎動物を紹介。稀少性や人気に左右されることなく、ここではフジツボやホヤなど地味な生物も水槽の主役となる。

和歌山〈京都大学白浜水族館〉館内

グロテスクな見かけからか、水族館ではあまりフィーチャーされることのないオニイソメやクモヒトデといった岩の隙間に隠れて生息する生き物を、厚さ1cmほどの薄い吊り水槽で飼育するなど、生態に合わせた展示も面白い。

また、分布が限られる蛍光イエローのオオカワリギンチャクをはじめ、地域ならではの珍種も。春夏と冬休み期間に行われる研究者と飼育係のこだわり解説ツアーは、それぞれの担当テーマを語るディープな内容。無脊椎動物の不思議に浸りたい。

オオカワリギンチャク

足摺海洋館 SATOUMI

生息環境ごと再現した、ウミウシ展示は必見

奇勝奇岩の竜串海岸に面した立地で生き物に触れ、さらに目の前に広がる海でアクティビティを楽しむ。館のコンセプトは、自然を丸ごと体感すること。

高知〈足摺海洋館SATOUMI〉館内

まず驚くのは、周囲の自然環境を再現した展示の、その忠実さ。〈足摺の海〉コーナーでクモギンポたちが貝殻の中で生活する様子をはじめ、どの水槽でも生物が生き生きとリアルに暮らす姿を目撃できる。

飼育が難しくて珍しい“海の宝石”、ウミウシの常設展示でも環境はそのままに。国内で報告された約1,400種のうち4分の1以上となる384種が確認されている竜串湾だからこそ、豊富な展示を通してウミウシの多様性に富んだ色や形を観察できる。未知の多い不思議な生態を間近で見られる貴重な場だ。

ウミウシ

淡水魚を見たいなら。通いたい水族館2選

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