Wear

Wear

着る

新しく生まれ変わった〈PORTER〉の「タンカー」シリーズ、何が違う?

ファッション特大号だけのスペシャルなコラム通信「Mr. BRUTUS CLUB」。ちまたで話題のトピックスから選りすぐりの情報をピックアップしてご紹介!

photo: Yoshio Kato / text: Minori Okajima

1983年に誕生した〈ポーター〉の名作「タンカー」が、大幅にリニューアルされた。ブランドを象徴するシリーズは、新しくどう生まれ変わったのか?開発に携わった〈吉田カバン〉の松原賢一郎さんに話を聞いた。

「最も大きく変わったポイントは“ナイロン素材”。トウモロコシとヒマからできた100%植物由来のバイオベースナイロンに替わったことです。これは繊維会社の東レが開発していた革命的な繊維。今回、本シリーズの刷新にあたり、このナイロンを東レとの協業によって『タンカー』用に開発しました」

「ヘルメットバッグ」
大きなフロントポケットが特徴の「ヘルメットバッグ」は、1983年から続く定番品。H51×W47㎝。72,600円。

リニューアルにあたり掲げたスローガンは“何も変わらず、何もかもが変わる”。「長年愛されている見た目や印象はそのままに、ファスナーやホックなどのディテールを、より使いやすくなるようミリ単位で見直しました。パーツは何度も塗装を重ねることで、簡単に剥がれないようこだわっています」

ラインナップは人気の「ヘルメットバッグ」や旅行にも持っていける「ドラムバッグ」など、全40種類も!色展開は、従来よりも青みがかったカーキ色のセージグリーンと、シックなアイアンブルー。植物からバッグが生まれる驚きを、ぜひ感じてもらいたい。