「水生植物」とは?
全体、または一部が水中にあって生長する水生植物。生育環境により分類され、完全に水中に沈む沈水性植物、葉や茎の一部が水面に出る浮葉性植物、根が水中で茎や葉が水上に伸びる抽水性植物などがある。一部は水陸両生のものもあり、陸上栽培と水中栽培では、葉の姿が変わることも多い。
アポノゲトン マダガスカリエンシス

マダガスカルに自生する水草で、美しい網目状の葉を持つことから「レースプラント」の名で知られる。この特徴的な葉の網目がなぜできるのかについては、いまだ明らかになっていない。根茎を持ち、休眠をする。
シンゴナンサス不明種 “ペドラスター”

ブラジルのミナスジェライス州で2000年代初期に採取されたホシクサ科の植物。長い花茎の先に星のような丸い花をつけるのが科名の由来。頭花の特徴からシンゴナンサス属と思われる。水陸両生で写真は水中栽培。
クリプトコリネ不明種

フィリピンのミンダナオ島で見つかったクリプトコリネの未記載種。渓流の砂利の中に自生する。まるでジュエルオーキッドのような葉模様を持つ美種。水陸両生で写真は陸上栽培。
ハイグロフィラ オドラ

2024年にギニアのタンドン近郊で見つかった種。従来のH. odoraとは色味が異なり話題になった。葉が複雑に切れ込むのは通常のodora同様。生長は有茎草としては比較的遅め。水陸両生で写真は水中栽培。
アクアリウス不明種

ブラジル・サンタマリア川産の水草で、以前はエキノドルス属として知られていた。一般流通しているサンタマリアとはタイプが異なり、葉は黒みが強く葉柄が短い。水陸両生で写真は水中栽培。