コーデックス〈Coadex〉とは
コーデックス〈Coadex〉は塊根植物とも呼ばれる、根や茎を太らせる植物の総称。厳密にいうと根を太らせる植物がコーデックスとなり、茎を太らせるものはパキカウルと呼ばれる。徒長させずに引き締まった姿を維持するためには、しっかりと日風に当てることが大事。また腐りやすいものも多いため、生長期と休眠期の水やりにメリハリをつけよう。
ケラリア ナマクエンシス
ナミビアと南アフリカの国境付近を流れるオレンジリバー付近で採取されたというロカリティのついた株。自生地では1.5〜1.8mほどの大きさになる。米粒状の細かい葉をつけ、茎を太らすパキカウル。
ディオスコレア ストリィドミアナ
南アフリカ・ムプマランガ州のごく限られたエリアに生息。亀甲竜に似ているが、本種はつる性ではなく茎性。また夏型である。現在はIUCNレッドリストに指定され、厳正な保全プログラムにより管理されている。
ディオスコレア バシクラヴィカウリス
ブラジルのバイーア州からミナスジェライス州にかけて分布。トゲのある茎は自生地では⾼さ1m、直径十数㎝ほどまで生長し、つるは数m伸びる。地下部には根の先端にジャガイモのような貯栄養体を形成する。