アガベ〈Agave〉とは
中南米を中心に広がるアガベ〈Agave〉。テキーラの原料としても有名な植物だ。“センチュリーフラワー”とも呼ばれるように、めったに開花せず、花が咲くと枯れてしまうものが多く、基部に子株を出す。日光を好み、乾燥にも強いため、栽培しやすい。夏の高温はもちろん、冬でも0℃近くまでは耐えるものが多い。しかし、冬は断水気味に管理しよう。
アガベ アルボピローサ
2007年に記載されたばかりのメキシコの新種アガベ。葉先に白い毛の房をつける不思議な姿は、発表された当時、大きな話題となった。アステカ渓谷の垂直に切り立った崖に張り付くようにして自生している。
アガベ ポタトルム 'エレファント'
メキシコ原産のポタトルムの中でも、特に幅広肉厚な個体を選抜した品種。よく似たマルモラータ'パピリオ・プラタノイデス'の名前で流通しているものとは別種とされるが、詳しくわかっていない。
マンフレダ ウンデュラータ 'チョコレート チップス'
かつてマンフレダ属として独立していたが、近年はアガベに統合されることが多い、メキシコ産の球根性アガベ。この'チョコレート チップス'という品種は、特にうねりが強く、ドット柄が濃い。
アガベ ティタノタ
古くから親しまれる種ながら、最近人気が再燃しているティタノタ。フェリペ・オテロ氏によってメキシコのシエラ・ミクステカで発見された 'FO−076 Sierra Mixteca' と呼ばれる系統は鋸歯が大きい。