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大坪洋介とスタイリスト・二村毅が提案するリーバイスビンテージ。靴とロールアップのスタイリング

「デニムとは、着た人の人生観が凝縮したもの」。これは、リーバイス® ビンテージ クロージングでアジアのディレクターを務める大坪洋介さんの言葉だ。その真意を探るべく、スタイリストの二村毅さんを招き、アーカイブとファッションの両側面から、デニムにおける“ライフ、スタイル”を紐解く。

Photo: Masahiro Sanbe, Yasuhisa Takenouchi(items) / Edit: Kyosuke Nitta

歴代の501®で遊ぶ
靴とロールアップ

リーバイス® ビンテージ クロージングで忠実に復刻されている501®のアーカイブは、それぞれ年代ごとにシルエットも裾幅も異なる。

それに合わせて、シューズとの相性やロールアップのバランス補正などをして遊ぶのが大坪さんのポリシー。ここでは、スタイリストの二村さんを交え、ジーンズにおける“スタイル”を考察。

二村毅

デニム好きって2通りに分かれると思うんですよ。いつも同じ品番で似た靴を合わせるユニフォーム主義者と、あくまでファッションとして楽しむモード主義者。
大坪さんは年代も知ったうえで後者だからさらにコアですよね。

大坪洋介

ほぼ毎日デニムなので、制約を設けたら人生損してるように思うんですよね(笑)。

二村

しかも西海岸のカルチャーだけでなく、モードからワーク、ミリタリーの歴史まで靴選びに反映されていますよね。このスタイリングを見ると、デニム好きとは一概に言えない着崩しの美学があって本当に勉強になります。

大坪

おそらく、多くの人が501®の年代でシルエットが変わったり、裾幅が違うことを知らないと思うんですよ。ヘリテージラインだからといって、懐古趣味に終始してはもったいない。

二村

アーカイブとファッションの狭間にあるデニムを偏らずに楽しもうってことですね。

大坪

まさしく。リーバイス側の人間が率先して新しい提案をしていくことが大事かなと。それこそが僕にとってのライフスタイルなんです。

*上の復刻版ジーンズはすべて¥29,925(Levi's® Vintage Clothing/リーバイス®ダブルエックス TEL:03-6418-5501)