阪急の駅改札から徒歩1分
ディープな古書の世界に出会う
梅田
1975年の誕生以来、多くの読書家に愛されてきた古書店街〈阪急古書のまち〉。専門書を取り扱う個性豊かな8軒が並び、店頭のショーウィンドウには貴重な古書がずらり。入店すると江戸時代の和書、美術図録、演劇、哲学、思想、考古学など、知的好奇心をくすぐるあらゆるジャンルに出会える。現存する大阪最古の古本屋〈杉本梁江堂〉や、〈阪急古書のまち〉の発起人である〈中尾松泉堂書店〉など、脈々と受け継がれる大阪の古本文化に触れてみよう。
大阪の生き字引的なレトロポップ喫茶で
コーヒー一杯
梅田
終戦後の1947年、闇市で15坪ほどの小さな店舗を構えたことから始まり、70年の大阪駅前ビル建設に合わせて、〈マヅラ〉も駅前第1ビルへと移ってきた。当時、月面着陸で街の話題だった宇宙をテーマに造られたという、オープン当時から変わらない内装は必見。メニューには、300円(税込み)のホットコーヒーにハムトーストと、純喫茶らしい品が並ぶ。生けるパワースポットこと、マスター劉盛森さんに会えたらラッキーだ。
気鋭のセレクトショップで
持ち込みのオーダー刺繍を
肥後橋
表向きはセレクトショップだが、店の中へと歩を進めると巨大な全自動の刺繍機が姿を現す。聞けば「刺繍屋だった祖父の遺志を継ぐべく大枚をはたいて手に入れた」と、店主の近澤惇さん。持ち込んだ衣料品に施す刺繍は、既存のフォントからのチョイスならワンポイント500円からオーダー可能。およそ10㎝四方のサイズであれば30分でオーダーから刺繍まで終えられる。写真やオリジナルフォント、イラストなどの刺繍は、店主に相談で。