街の隅々まで満喫せよ!120分残った時の大阪での過ごし方

大阪人はケチだ、せっかちだなんて揶揄されがちだけど、ぼやぼやしていては時間がもったいない!という気持ちが強いのは確か。「時間つぶし」なんて言葉じゃ惜しいくらい目いっぱい楽しまな。何分空いてる?120分?よっしゃまかしとき!

初出:BRUTUS No.911『大阪の正解』(2020年3月1日発売)

photo: Issei Negama, Yuto Yamamoto, Nagisa Nishijima, Roman, Hanako Kimura, Jotaro Sakashita / text: Yuki Nishikawa, Roman, Ai Kiyabu / text & edit: Atsushi Takeuchi

かわいい動物たちと触れ合う

万博記念公園

水族館と動物園と美術館が融合したミュージアム〈ニフレル〉。“感性にふれる”をコンセプトに、生き物との新たな触れ合い体験ができる8つのゾーンの一つ「うごきにふれる」ゾーンでは、ケープペンギンやカピバラ、ワオキツネザルなどの愛らしい小動物を檻や柵もなく展示。夕方以降は夜行性のカピバラが通路を元気に散歩する姿に遭遇することも。

国立美術館が所蔵する、現代美術の数々を堪能

中之島

大阪〈国立国際美術館〉外観

国立美術館の中で唯一、現代美術を中心に収集する〈国立国際美術館〉。ウォーホルやジャコメッティ、リヒター、横尾忠則、杉本博司など、戦後の国内外の名作を中心に約8,000点所蔵し、作品を入れ替えながらコレクション展で紹介。さらに、海外作家の大規模個展や同時代作家を集めた展覧会などの企画展も見応えあり。

建物は、建築家シーザー・ペリによる設計。地上部分に入口があり、地下に展示スペースが広がる「完全地下型」というのも珍しい。

漫才、落語、コントに新喜劇。年中無休の笑いの殿堂へ

なんば

大阪〈なんばグランド花月〉吉本新喜劇

“笑いの殿堂”と称される吉本興業の名物劇場は、なんと1987年のオープンから、365日年中無休で営業中!大阪人なら誰もが知る吉本新喜劇をはじめ、幅広い世代のお笑い芸人が出演する本劇場。ザ・ぼんちなどの大御所からミルクボーイ、霜降り明星といった、TVで活躍する若手までが日替わりで登場。大阪が“笑いの本場”とはよくいわれるが、吉本の総本山は想像以上!