先日、知り合った人に招かれたホームパーティで、僕以外の全員がセレブで、生きている世界も着ている服も全部違って落ち込みました。やっぱそういうのが釣り合わないと、いくらいい人たちでも自分が情けなくて辛いですよね。僕はそうはなれないけれど、ここにいてもいいという自信を持つことはできるのでしょうか。
(自営業/40歳/男)

箭内道彦
「釣り合いなんて気にしてたら損。ランクやレベルなどというものは無意味な基準ですよ」と言い切りたいところですが、でもやっぱり存在しますよね、自分が自分らしくなくなってしまう、居心地悪い素敵なホームパーティ。失敗の99%は自滅です。あなたが相手に足りないんじゃなく、相手があなたに足りないと考えてください。一方で「ヤドカリ理論」ってのもあって、身の丈に合わない大きな貝殻を選ぶと最初はゆるゆるだけどやがて体の側がフィットしていく。そんな大きくなり方もありますね。
エリイ
「僕にはこれがある」という何か一つ自分の中で秀でた魅力的なものを確信すれば、自信も身につくのではないでしょうか。と隣の母にこの質問を音読するとそう答えました。私が思うのは服って買えるし、それが馴染んでいくと服に着られないからただ行動すればいい。だけど、どんなに良い服を着てても誤魔化せずに透けるんですよね人間性が。その会に参加したいってことは好きなんですよね?その人達のことが。その気持ちが大切だと思う、行きたいなら行く!話して気があえばお互い友達!って感じじゃないですか?
大根 仁
どんなにフォーマルな場でも、絶対に自分のファッションを譲らない人っていますよね。最近は何をしているのかさっぱりわからないハイパーメディアクリエイターの高城剛さんも、かつては短パン&スニーカーがトレードマークで「フォーマルな場所用にアルマーニのスーツを短パンで仕立てた」と何かで読んで、爆笑した記憶があります。高城剛がもてはやされた時代、あれは一体何だったでしょうか?私見ですがキャップがトレードマークのクリエイティブディレクター三浦崇宏氏は令和の高城剛なのではと踏んでいます。

ミュージアムのPRってどんな仕事?〈国立科学博物館〉×〈国立新美術館〉の広報対談