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箭内道彦、エリイ、大根仁「おなやみ相談室」:世代を超えて語りたい

クリエイティブディレクターの箭内道彦、Chim↑Pom(チンポム)のエリイ、映画監督の大根仁が読者のお悩みに答える連載の第189回。見事に三者三様な回答をぜひご覧ください。お悩み相談も随時受付中。前回の「ネットで買い物が止まらない」も読む。

Illustration: sigo_kun / Edit: Asuka Ochi

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10~20代のスタッフたちと楽しく深く音楽を語り合いたいのですが、YouTubeなどにも疎く、最近の若者の話についていけません。彼らも、こいつと話しても面白くないと感じているみたいで話が弾まない。おじさんだと思われてるんだろうなぁ……。どうしたら世代を超えて、話せる関係になれるでしょうか。
(音楽スタジオ経営/54歳/男)

世代を超えて語りたい

箭内道彦

ついていこうとすることも、ついてこさせようとすることも、どちらも間違いです。「人類みな同い年」。百年先から振り向けば、老人も赤ん坊も皆、平成から令和の人々。「江戸時代を駆け抜けた者たち」みたいなもの。「世代を超えて」「話せる関係」と表現する時点で、あなたの方から余計な線を引いて垣根を作ってしまっている。もったいないです。年上に対して、必要以上にへりくだったり突っ張ったり、年下に対し、無闇に偉そうにしたり逆にビビったり、そのせいで開通されない面白いことが世界にはたくさんあります。

エリイ

ついていくついていかないというよりも自分の目線からみた解像度高めの話がとっても面白いです!相手に合わせる合わせないだとズレが生じて噛み合わないのが気まずい雰囲気を醸し出す。相手の目線も持ちながら、ありのままの自分で話すのがいいな。54歳4ヶ月は産まれてから生きてきて約2万日。1日を2万回経験してきて面白くないわけないじゃん。音楽もめっちゃ聴いてるし大好きなわけでしょ!スタジオに来るってことは音楽の共通言語はあるわけだしアウトプットは変われども骨頂は響き合うわけで良い感じ。

大根 仁

昨年撮影したドラマの衣装合わせで、20代のイケメン俳優に「自前のジーンズを持ってきてほしい」と伝えると「持ってないっす」とのこと。ええ⁉いわく「ジーンズっておっさんっぽくないすか?」「夏は暑いし冬は寒いし」「っていうか、なんか貧乏くさくないすか?」。反抗の象徴だった時代を経て古着やヴィンテージブームなど、いつでもジーンズは若い男子の必須アイテムだと思っていたが……確かに街を歩くとジーンズを穿くのはおっさんばかり。あなたのファッションも基本的にジーンズと見ましたがいかがでしょう?

舞台から挨拶をするゲストたち

是枝裕和監督が指南。〈シャネル〉主催のフィルムメーカーサポートプロジェクト、観覧レポート

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