箭内道彦
定年後の心の穴には、趣味のための趣味を探すのではなく、まず「使命」をあなたの中に設定することが大事なのではと、僭越ながら思いました。その遂行に直結する行動を趣味とする。それがきっと新たな生き甲斐になる。テーマは、世界平和でも、CO2削減でも、何でもいい。あなたが理想とする世界の実現に微力ながらも寄与する、コンセプトのある趣味。CO2を減らしたいなら例えばガーデニング。奥様の笑顔こそ世界平和への一歩と考えて、おいしい料理をご馳走し続けてもいい。マッサージを覚えるのもいいと思います。
エリイ
勤続お疲れ様でした!私ももし「アート」が会社で定年があったら、存在生命根本が立ち行かなくなりそうです。私は趣味は無いですが気付いたことがあります。今、ウィーンにいてオペラや演劇を観て魂の琴線に触れて涙が止まらない想像以上の震えです。中国に行ったとき火鍋を食べて、私ってこんなに美味しいもの今まで食べた事なかったんだ、と未知を開拓できました。1ミリも興味が湧かなくても、古今東西で聞いたものは試すってことで探求。100撃てば1くらい自分に当たったのを続けていく。騙されたと思って。
大根 仁
先日、なぜか急に観たくなりアマゾンで映画『失楽園』を観賞したのですが、驚いたのは閑職に追いやられ、趣味もなく女に溺れたあの男=役所広司が50歳の設定で今のオレと同い年⁉相手の凛子=黒木瞳は38歳。ラストは【鴨とクレソンの鍋からのセックスしながら毒薬心中】というトンデモな結末でしたが、公開当時「気色悪っ!」と思った自分はどこへやら。涙なくしては観られませんでした。お互い黒木瞳に出会う可能性は低いので、まずは料理とかどうすか?クックパッドとか見れば、鴨とクレソンの鍋は簡単に作れます。
「撮影は、思いもしないことの連続だった」総監督・白石和彌が語る、『極悪女王』の舞台裏