箭内道彦
予定の重さって、人それぞれ。グラム数が全然違ったりしますよね。SNSでも、一つの事案に対して正反対に思う人がこんなにいるんだなって、横から見ても感じる世界。誰もが自分と違う人たちのなかでいろんなことを曖昧にして我慢して生きてきた。そのことを最近ちょっと僕らは忘れちゃって、相手に対して同じレベルや気持ちを強要したりしているのかもしれませんね。50代の僕も20代に対して同じようなことをしてるのかもしれない。世代論にしない方がラクですよ。僕はできるだけ丁寧にドタキャンするよう心掛けます。
エリイ
昨夜、映画監督の園子温と飲んでたんですが新しい映画に出演していた20代の子もいて「エリイと飲むと何日も帰れない。エリイがトイレに行ってる間に走って逃げるんだけどどんなに角を曲がっても裸足で追いかけてきて捕まえて戻されるんだ」と私の紹介をしていました。そうなんですよ、トイレに行ってる間に帰られるんですよ、だからうかうかトイレに行けないんですよ。その後、子温は一度会計してタクシーを捕まえたにも関わらず、俺はもう一度飲むと同じ店に入り同じテーブルに座り20代の子たちも同じくループです。
大根 仁
2001年頃、付き合っていた彼女がいたのですが、ある日なんの前触れもなく携帯メールで「ごめん。もう別れたい」と。フラれたこともショックだったのですが、一番驚いたのはメールでの一方的な通達ということでした。メール?こういうことって直接伝えるのが礼儀なんじゃないの?「オッケー!別れよう」なんてなるわけないじゃん。納得できずにすぐさま電話するも着信拒否。そんな彼女も今は2児の母で幸せに暮らしていると風の噂に聞きました。で、なんだっけ?LINEで飲み会キャンセル?知らんわ。
“身体性”を題材に多彩な表現へ挑むninaが着る〈TOKYO DESIGN STUDIO New Balance〉