洋風感覚をそっと取り入れたセンスのよさが光る構成
23年間、中華の鉄人・脇屋友詞シェフの薫陶を受け、全幅の信頼を寄せられてきた平賀大輔シェフ。渋谷に開いた店は、洗練された料理と温かいもてなし、お手頃価格で、リピーター続出の人気ぶりだ。アミューズから〆のニラそば、デザートまで、全部100点!と言いたくなるおいしさ。スペシャリテは焼きたてチャーシュー。腐乳に漬け込みコク深く仕上げたものだ(アラカルトにもオンメニューされている)。
店を開く前の6年間、九州の系列店で料理長をしていたこともあって、鹿児島〈ふくどめ小牧場〉の幸福豚、天草の黒毛和牛など、九州食材も多々取り入れている。前菜の中に、ほんの少し中華風にアレンジしたシェフの好物、スペイン風オムレツやパテドカンパーニュを忍ばせるなどシェフの遊び心もちらほら。アラカルトもあり。おしゃれな雰囲気で、デートや軽い接待にもおすすめだ。







