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海と高原のおいしいものを味わい尽くす!長崎・小浜温泉、雲仙温泉で訪れたいスポット19選

元気な野菜と新鮮な魚介に魅せられる料理人が続出。小浜温泉、雲仙温泉の今を楽しむ19のスポットをまとめてご紹介!

photo: Norio Kidera / text: Michiko P. Watanabe / map: Shinji Abe

直売所〈オーガニック直売所 タネト〉

長崎〈オーガニック直売所 タネト〉店内
入れ替わり立ち替わり、農家の方が野菜を届けてセットしていく。

イタリア料理〈Locanda del Campo〉

長崎〈Locanda del Campo〉フリットにしたアコウ
ワラで燻してからフリットにしたアコウ・新米と新ショウガのソース、アケビのフリットと発酵グリーンレモン。「ぼくらの米で造った日本酒」と。

日本料理〈彩雲〉

長崎〈彩雲〉朝食御膳
朝食御膳。この豪華さを見よ。鳴滝神社の湧き水で煮た岩崎さんのトウガンや黒田五寸ニンジン、赤目イモや、八媛(やひめ)カボチャ、棚田米のおいしさは格別。

小浜温泉

長崎・橘湾
島原半島の西側に位置し、美しい曲線を描くカルデラ湾の橘湾は、日本景観100選の地にも選ばれている名勝地。高台に上れば、左手には雲仙普賢岳の山頂を見ることもできる。海底にはとんでもないエネルギーを放つ高温・高圧の“マグマだまり”があり、地獄の湯煙のもとになっている。橘湾は、いりこの原料となるカタクチイワシの一大産地で、沿岸漁業の聖地でもある。有明海からの沿岸水と外洋水が混じり合い、多種多様な魚たちを育んでいる。

ビストロ〈BEARD〉

〈田中鮮魚店〉

長崎〈田中鮮魚店〉
小魚から大物まで、ピカピカの魚が並ぶ。魚種の多さが橘湾の豊かさを物語る。一目で鮮度の良さがわかる魚ばかり。料理のプロも買いに来るので、朝早くから大忙し。イワシやアジを次々におろして衣をつけ、あとは揚げるだけの状態に整えたり、自家製かまぼこを作ったり。自家製のエタリ(カタクチイワシ)の塩辛も人気。
長崎〈田中鮮魚店〉店内
夕食や宴会用の刺し身盛り合わせなども注文可能。温泉蒸しに何がいいかという相談にも乗ってくれるし、下処理もしてくれる。夕食の買い物だからと夕方に行くと、種類も量も減っているので、早めに訪ねるのが望ましい。

豆腐〈森﨑豆腐店〉

長崎〈森﨑豆腐店〉外観
創業約80年。2代目店主の森﨑正さん夫妻は早朝から忙しく立ち働いている。
長崎〈森﨑豆腐店〉ざる豆腐
〈BEARD〉原川シェフが愛用しているのは、こちらのざる豆腐。〈BEARD〉に食事に行った客が、ざる豆腐で作ったペーストを食べて、あまりにおいしくて、わざわざ買いに来るという。温泉蒸しにもちょうどいい形。絹、木綿、ざると厚揚げの4種。効率が悪いからと薄揚げはない。面白いのは厚揚げで、ざる豆腐を4つに切って揚げたような厚み。外は香ばしく、中はとろっ。焼いてもいいが、こちらも蒸すとぐっとおいしくなる。ショウガ醤油がおすすめだ。

カレー〈カレーライフ〉

スイーツ〈アール・サンク・ファミーユ〉

長崎〈アール・サンク・ファミーユ〉店主・松尾利博
アイスソルベとお菓子の店〈アール・サンク・ファミーユ〉。店主・松尾利博さんはパティシエ、グラシエ、ショコラティエの3役。島原バナナのアイスなど、地元のフルーツも使用。380円~。

ちゃんぽん〈入潮食堂〉

長崎〈入潮食堂〉ちゃんぽん
自家製麺の〈入潮食堂〉。ちゃんぽん卵入り900円。トルコライス1,200円も。

カフェバー〈BAR LION-J〉

長崎〈BAR LION-J〉店内
デジマフライドポテト、山栗の素揚げなど、地元食材を用いた料理はどれもおしゃれ。地産フルーツのカクテルなど酒も多彩。

スナック〈スナック ピッコロ〉

長崎〈スナック ピッコロ〉井上あつ子ママ
〈スナック ピッコロ〉のチャーミングな井上あつ子ママ。旬の小鉢やスパイスカレー、エッグサンドも手作り。焼酎飲み放題90分3,000円、ハイボール500円~。

居酒屋〈居酒屋 多乃吉〉

宿〈湯宿 蒸気家〉

長崎〈湯宿 蒸気家〉魚と野菜を蒸す作業
小浜温泉のイチオシの素泊まり宿。近くまで行くと、もうもうと湯煙が上がっているのですぐわかる。温泉が流れる蒸気釜の木の蓋を取って見せてくれたのだが、源泉はまるで急流のように流れていて驚く。地球ってすごい。この宿、食事なしという潔さで、布団もセルフで敷く。食事は外食もしくは出前、あるいは宿で温泉蒸しを。温泉蒸しもセルフだが、共用のキッチンに調理道具はばっちり揃っているし、レシピも材料の買い物マップもあるので、室内キャンプ気分で楽しめる。家族連れで“蒸し”に訪れる客も多い。ただし、やけど注意。

温泉〈脇浜温泉浴場〉

雲仙温泉

景観〈清七地獄〉

長崎・清七地獄
30ヵ所余りある地獄の一つ、清七地獄。潜伏キリシタンの清七が処刑された頃に噴出が始まったという逸話から、命名された。硫黄の臭いが漂い、まさに地獄の様相。

スイーツ〈遠江屋本舗〉

長崎〈遠江屋本舗〉の湯せんぺい
〈遠江屋本舗(とうととおとうみや)〉の湯せんぺい。耳つき。小麦粉、砂糖、卵、重曹に温泉水を加えて練り上げ、一枚ずつ丁寧に焼く“純一枚”手焼き。1枚100円。明治初期に温泉好きの殿様に献上するために作られたものとか。

ホテル〈雲仙観光ホテル〉

宿〈雲仙温泉青雲荘〉

長崎〈雲仙温泉青雲荘〉露天風呂
国立公園の中にある〈雲仙温泉青雲荘〉。白濁した露天風呂が自慢。

温泉〈小地獄温泉館〉

長崎〈小地獄温泉館〉外観
〈青雲荘〉から徒歩5分の外湯〈小地獄温泉館〉。大正8(1919)年開館の共同浴場。木造の建物が秘湯感を募らせる。500円。
長崎・雲仙温泉、小浜温泉の周辺地図

元気な野菜と新鮮な魚介に魅せられる料理人が続出。長崎・小浜温泉、雲仙温泉