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アートディレクター・ジェリー鵜飼さんが八ヶ岳ではじめた、家電のない生活

心が喜ぶ 豊かな暮らしをはじめる。おだやかな気持ちで毎日を過ごすための生活習慣や趣味。やってみたい、やらなければ、と思いながら、先延ばしにしていることが誰しもあるはず。気構えず、楽しい入口を知って、心が喜ぶ豊かな暮らしをはじめよう。

photo: Kazuharu Igarashi / text: Asuka Ochi

八ヶ岳にアトリエを構えたのは昨年夏。アメリカのサイト「Cabin Porn」を見て、自分もかわいい小屋が欲しいと探しはじめてから10年かかりました。

なるべく家電を置かないのも、彼らが実践するオフグリッドのムーブメントに憧れて。部屋の中央には薪ストーブ。キッチンは小さなテーブルにバーナーを載せただけ。食材はクーラーボックスに必要最小限を。

お風呂も馬用の餌桶にお湯を張っています。不便に思えるかもしれないけど大好きな登山と同じで、何もないところで工夫をしながらしのいでいくのが面白い。それが環境にもいいことだったら、積極的にやっていきたいなと。

イラストレーター・ジェリー鵜飼