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映画監督・須藤蓮、夜の行き先〈クラブ キャメロット〉。本当は教えたくなかった あの人のナイトタイムアドレス

賑やかな東京の夜の片隅で、時には一人でしっとりと。とっておきの時間を過ごすなら?夜景を眺める川べりや、人もまばらな銭湯、深夜の喫茶店……人の数だけ、違う夜がある。いつもの夜の行き先を須藤蓮さんに聞きました。

text: Nozomi Hasegawa / edit: Asuka Ochi

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興奮と熱気に包まれたクラブで、一人静かに過ごす

渋谷〈CLUB CAMELOT〉フロア

夜に一人でいる時にしか出てこない感情や創作のアイデアを引き出したくなったら、散歩へ出かけます。かつてアルバイトをしていたクラブ〈CLUB CAMELOT〉もよく行く場所の一つ。大音量のEDMがかかる中で一人、出会いを楽しむ人々を眺めるのが好きなんです。

誰も僕のことを知らない空間で無意味な時間を過ごすと、インスピレーションを得ることができる。夜遊びに後ろめたさを感じる半面、自分にもこんな面があるのだと気づくことで、その後の自分に寛容になれる気もするんですよね。

クラブを出た後は代々木公園へ向かいます。都会の喧騒から静かになった途端、寂しくなるのですが、誰かが来るわけでもなく、ここでも一人で過ごして帰る。そんなひとときが僕には必要なんです。

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