李氏朝鮮時代のスッカラ
朝鮮半島で日常的に使われる伝統的なスプーンです。横浜の山手町にある〈巧藝舎〉で、今から120年以上前の李氏朝鮮時代に作られたものを購入しました。
真鍮の板を手仕事で叩いて伸ばして作られた、当時のありふれた市井の日用品。偉ぶらない美しいフォルムはさることながら、柄が長くて持ちやすく、とても薄く作られた皿部分は、そのまま料理を切ったり、器の縁についたソースを掬い上げたりできます。本当に使いやすいです。
小島優さんのクリケットテーブル
兵庫県丹波市を拠点に活動される椅子作家、小島優さんの「クリケットテーブル」です。
小島さんの作られる家具は、どれも昔からずっとそこにあったようなフォルム、塗装を含めた独特の質感と佇まいで、一方的にファンです。ウィンザーチェア、英国家具に対する途方もない愛情が伝わってきます。
このテーブルは、葉山の〈gallery kasper〉で購入。高さがありつつも3本脚で安定しているので、室内はもちろん、さっとテラスに出してお茶ができたりと何かと便利です。
〈TE.ON〉のユーティリティオイル
妻に勧められて知ったユーティリティオイルです。主張しすぎない香りがちょうど良く、適度にツヤが出て髪をまとめてくれるので、ヘアオイルとして使っています。
100%植物由来の成分で、原料となる植物の栽培から土作りに至るまで、すべての生産プロセスを行っている実直なものづくりにも共感します。
LEICA M4
iPhoneで撮影できる写真の質と機能がどんどん良くなって、いろんな写真表現にも幅広くできるようになる昨今、思うことあり、デジタル・ライカを手放して、「M4」1台に絞りました。
銀座の田鹿写真機研究所さんで数年前にオーバーホールいただいて以来、持ち歩くとき、ファインダーを覗くとき、理屈では説明できない心の高揚がいつもあります。機能だけでは決して代替できないものへの愛着を教えてくれます。