〈Hender Scheme〉の巾着袋

モノを選ぶとき、“心地よい違和感”に惹かれる。〈Hender Scheme〉と聞くとヌメ革をはじめとするレザーを連想するけれど、チューリップのテキスタイルを使ったこの巾着袋はまさにその条件に当てはまる一品。
落ち着いたトーンの総柄はスタイリングしやすく、サコッシュ的に使えるので、旅先や撮影でも重宝しています。シボ革の定番も持っていますが、ファブリックタイプはドローコードを絞ったフォルムがより美しい。
〈NEEDLES〉×〈甲州印伝〉の財布

地元・山梨の伝統工芸品といえば〈甲州印伝〉。はじめて買ったのは〈NEEDLES〉別注の財布でした。
〈NEEDLES〉らしい紫の鹿革に鶴と亀のモチーフが漆付けされた縁起もの。使用歴15年ほど、柄はほぼ剥げた状態。いつかの朝霧JAMで豪雨を浴びて、ひどく褪色してしまいましたが、手に取るたびに故郷を思い出します。
地元の大先輩、NEPENTHES代表・〈NEEDLES〉デザイナーの清水慶三さんのように、〈甲州印伝〉の合切袋が似合う粋な男に憧れる。
〈Bang & Olufsen〉のBluetoothスピーカー

自宅2階で使っている円形スピーカー。2台あればLRから出力できるそうですが、1台でも満たされる没入感のあるサウンドに驚かされます。この美しいデザインで防塵・防水仕様というギャップもたまらない。
NTSでも聴きながら優雅に休日を過ごしている、と言いたいところですが、この芸術的でミニマルなスピーカーの一番印象に残っている利用シーンは、鹿児島ロケのとき。夕焼けに染まる桜島で聴いた長渕剛が忘れられない。
〈SandWaterr〉のサンシェードキャップ

元・高校球児なので暑さには強いものの、ここ最近の日差しの強さはさすがにしんどいと感じる日も。週末のランニングもパフォーマンスが落ち気味。無慈悲な炎天下に手放せないのがこの日除け帽子です。
吸水速乾、接触冷感、UVカット機能を備えていますが、デザイナー・菅野寿哉さんの「自転車乗り」「トレーニングが習慣」という嗜好から、つくり手のリアリティに裏付けられていることに気付かされる。