〈みんげい おくむら〉奥村忍

腕時計もしなくなり家の時計も手元にスマホがあれば必要なくなった。時計へのこだわりは薄れたけど、ひさびさにグッときた。
子供が生まれてから買った時計は全て数字がきちんと書かれたもの。積み木、トミカ遊びの良い小道具にもなるし、本当におもちゃのような感覚。子供たちが大人になったらそんな思い出話をしたいけれど、その前に遊びの中で壊されてしまいそうな気がする。
日用品図鑑:〈みんげい おくむら〉奥村忍の愛用する倉敷酒津焼兜山窯の平皿etc.より
美術作家・岡美里

ボディが陶板。硝子ドームのフレームは真鍮。風防をパカッと開けて、時間調整をします。清潔感があっていいな、とアンティークショップで購入。生産国は今まで気にしてこなかったけれどドイツ製でした。
日用品図鑑:美術作家・岡美里の愛用する〈CROW CANYON HOME〉のホーロー皿etc.より
〈YardWorks〉天野慶

40歳になったとき、自分と同い年くらいの時計を探していて、ふらっと寄った原宿のアンティーク時計ショップ〈時計店エル〉で偶然に見つけ、自分のご褒美に購入した思い出の品。007ボンドモデルもうれしい。
日用品図鑑:〈YardWorks〉天野慶の愛用する〈SEIKO〉 GOLDEN TUNA 7549-7000 etc.より
モデル・香菜子

西ドイツ時代1970年代のもの。昨年、新居に引っ越したのを機にこの時計を購入。リビングのドアの上に設置盤の周りが飴色の陶器で、ほんの少しの出しゃばらない、さりげない八角形の装飾が気に入っている。
日用品図鑑:モデル・香菜子の愛用する 〈郡司製陶所〉のオーバル皿etc.より