『TOKYO ART BOOK FAIR(以下、TABF)』による新たな試みのアートブックフェア、『TOKIO ART BOOK FAIR』が5月2日(金)〜5月4日(日)の3日間開催される。“Yを“I”に変えて“TOKIO”とした、1文字違いの名称には、本フェアを『TABF』のパラレルな存在として新たな視点を導入することで、東京=TOKYOを別の角度から見つめてみるという意図が込められている。

第一回目となる今回は、招待制の出展形式を採用。『TABF』出展経験のある18組をホストとして運営チームが選出し、彼らがそれぞれ2組のゲストを推薦。国内外のアーティスト、出版社、書店、ギャラリーなど、約54組の出展者が集結する。ローカルな交友関係で広がる独自の文脈や関係性を通して、アートブック出版の多様さを知る機会になりそうだ。

また会場となるのは、1948年に誕生した〈芝パークホテル〉。古き良き雰囲気を残しつつ、2020年には、「人、街、歴史をつなぐLibrary Hotel」というコンセプトをもとにリブランド。約1,500冊の書籍コレクションを備えている。

そんなホテルの宴会場が出展ブースとなり、ワンフロア貸切での開催。特設のラウンジエリアでは、来場者、出展者がドリンクやフードを楽しむこともできる。

『TABF』とは異なる出展の形式や、コンパクトな規模ならではの取り組みがなされる本フェアに参加し、国内外のインディペンデント出版シーンをより近くで体感したい。